開幕節 名古屋0vs3鹿島 森保監督後任の最右翼だが問題点は同じ

昨シーズン中盤まで優勝争いを演じ強さを見せたものの、マテウスのサウジ移籍から分かりやすく失速した名古屋。

生え抜きの岩政監督の元、実は定義も曖昧な「鹿島らしさ」を求めて、失敗しブラジル人路線の伝統から脱却を図る初年度の鹿島。

より上のレベルに達し、優勝を見据えていきたい両チームの開幕戦をざっくりとまとめます！

0-3だったが始め良かったのは名古屋

昨シーズンの名古屋で
ユンカーと永井の高速カウンターの3本目の矢となったマテウス。
それのみにならず、遅攻時のサイドの崩しと中央で自由な振る舞いからの組み立てと攻撃の主軸だった。

その彼を失った名古屋の解決策は、
パトリックを前線に入れて2トップにし、万能型の森島をトップ下、サイドにクロスと攻撃性能のある選手を入れて→
ある程度2トップで完結させながら、カウンターできない時はサイドから2トップへ入れて攻撃していきたい配置だった。

結果は0-3と鹿島の完勝だったが、
試合の前半は鹿島の2CBが足元に不安なことと知念のボランチ起用も?な部分も多く、前線からのプレスがはまりそのまま2トップで攻め上がりができて、名古屋のペースだった。

セットプレイからの先制点で生き返った鹿島

鹿島のボランチ知念コンバートは、正直そこまでの効果はあったのか微妙だが、分かりやすく効果を発揮していたのはセットプレイ。
元々CFの知念が頭数に入ったので、エリア付近での競り合いを含めて元々強かったセットプレイの威力が増しました。

CKの流れで仲間が先制し、その流れで鹿島が3-0の快勝をおさめる訳ですが、鹿島の強さを感じるとともに、名古屋のリードをされてからの対策の無さが浮き彫りとなった試合。

長谷川監督は森保さんの後釜最右翼

アジア杯の失態でこの後北朝鮮などに負けると流石に解任になってきそうな雰囲気ですが、
外国人監督ではクリンスマンレベルしか呼べない、情勢なので消去法的にJリーグ内の監督が候補となります。

候補としては、
●鬼木監督(川崎)
●長谷川監督(名古屋)
●長谷部監督(福岡)
当たりが候補になってきますが、

宮本新会長が噂の通り田嶋現会長の傀儡政権になるなら、長谷川監督が実績面でも最右翼になります。

さらに長谷川監督は田嶋と同じ「筑波派」
現会長の時代、オリンピック監督の大岩監督、アンダー世代の影山監督など不自然なほど筑波出身の人事が行われています。
（影山さんは田嶋のゼミ出身なので直属の生徒）


ので、高い確率で「長谷川JAPAN」の確率があるのですが、、、、
今日の試合を見ると森保さんと同様、
事前に決めたプラン通りにしか動けない、プランから外れるとフリーズする。

という問題点が共通していて、もう不安です。。。

カウンターが不発な中での交代策で少しづつトーンダウンしてしまったのに、悲しみを感じてしまった開幕戦でした。

まとめと次戦へ向けて

名古屋はビハインド時の対策はすぐにはできないので、「どうやって失点を減らすのか」を早急にすべき。
ただ、そのためにはサイドの攻撃を犠牲にしないと行けないので、なら2トップ厳しくないか？
という堂々巡りに入ってしまいそうな、心配な敗戦となってしまいました・・・・


幸先の良いスタートになった鹿島。
ビルドアップの拙さと組み立ては課題が出たので、実はスコアほどそこまで楽観的な試合でもないように感じています。
ただ、新ストライカーも得点できて勢いは得られたので、次戦に繋げたいですね！