プレミアのBIG6以外のクラブの立ち位置や歴史などについてざっくり解説・説明

samnail

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前回の記事でのプレミアBIG6のクラブの解説に続きそれ以外のクラブを紹介していくよ!

プレミアの2部はチャンピオンシップという名前だが、わかりにくいからここでは2部と統一します。

22-23シーズンで降格したクラブも含めて紹介しています!

目次

ニューキャッスル_世界一の金持ちなってしまったクラブ

イングランド北部、スコットランド近くにある名門クラブ。
プレミア創設時は強くイングランド代表史上最高のストライカーと言われるアランシアラーを擁し優勝もしたが、そこからゆっくりと下降していき降格争いも常連化していた2021年にサウジアラビアの政府系ファンドに買収される
ManCityのアラブの石油王もお金を持っているが、こちらは会社ではなく政府関連機関なので資産が計算できない状態になってしまったウルトラ金満クラブ。
そこまで大規模な補強はしなかったがBIG6に割り込む成績を22-23シーズンに残し、これから何年かの台風の目になるのが間違いないのでチェックして損なしです。

●プレミア創設時の強豪クラブ
●サウジアラビアの政府系ファンドが買収しウルトラ金満クラブになった

フルハム_稲本淳一がいた頃にプレミア定着

ロンドン西部の富裕層エリア(同じ地区のクラブはチェルシー)に本拠地をもつクラブ。エリアがエリアなので他のロンドンのクラブのサポーターと比べでお上品な印象。
稲本潤一選手が所属していた2000年代のプレミアの常連。
元々はロンドンの有名デパートのHarrodsの社長が買収して強くなったクラブなので、近年の企業のクラブ買収の本当の始まりはこのクラブなのかもしれない。
近年は2部と1部を行ったりきたりするエレベータークラブになっているが、ここ数シーズンは好調でブライトンなどとヨーロッパリーグを争う位置まできている。

個人的にプレハブのようだった本拠地クレイブンコテージが好きで、筆者の初めてのプレミア現地観戦はここだった(金持ちエリアの中の港湾地区で危なかしいエリアにある)が、近年に改築されてモダンな雰囲気になっている。

●稲本在籍時はプレミアの常連クラブ
●企業によるクラブの買収の先駆け的存在

ブライトン_三笘を始めスカウティングが大成功

三笘薫の所属クラブ
三笘のおかげでチームメイトにも詳しくなった人多数(チームメイトについての記事はこちら
ず〜〜と2部だったが2017年にトップリーグ昇格を果たすとそのまま定着
他リーグのクラブと提携し獲得した有望株をそこで育ててからチームに復帰させるなどの方式をとり、安く買って高く売るを実践している敏腕クラブ
ここから選手を売ったお金で戦力を拡充してBIG6に迫いつきたいが高い金を出して買うのが大体BIG6のクラブなので、追いつきたくても追いつけないジレンマに陥っている。
今シーズンは100年を超えるクラブ歴史において初めてのヨーロッパリーグ出場権を獲得し、創設以来最高のチーム状態になっているが、三笘を始めカイセド・マクアリスターなどの選手をどれだけ維持できるかがポイントになる。

またブライトンはイングランド南ののどかな田舎港町で、ロンドンの喧騒から離れたい時にちょうどいい距離にある都市で、もしまたイギリスに住む機会があったらブライトンに住みたいと筆者が個人的に思っている。(ボーンマスもいい感じ)

●有望株多数で22-23シーズンに創設以来最高の成績を残した
●有望株を高く売りたいが、高く買ってくれるのはライバルクラブというジレンマ

ブレントフォード_プレミア定着狙う新興クラブ

こちらもず〜〜と2部だったが、オーナーが変わってから少しづつ強くなり2021年に昇格した。
そのオーナーはプロギャンブラーでスポーツベット会社の社長という異色のキャリア。ギャンブルの統計学を利用した経営・強化戦略で、22-23シーズンも上位10位以内をキープしていて、侮れないクラブとなっている。

位置的には西ロンドンに本拠地を構えチェルシーやフラム、クイーンズパークレンジャースなどがライバルになるが土地柄上品な場所なのでそれほどバチバチなライバルという感じではない。

他のロンドンのクラブとの競合が激しいのでユースを廃止して、代わりにBチームを持つという戦略が他と差を生み出して現状うまくいっている。
ユースチームは維持に費用がかかるので、育成は他に任せて育った選手を浮いたお金で獲得するというのは、理にかなった戦略なので、真似をするクラブが増えるように感じる。

●オーナーがプロギャンブラーでスポーツベッティング会社の社長
●ギャンブルの統計学をベースにユースを廃止して他と一線を画す

アストン・ヴィラ_プレミアの伝統クラブ

BIG6に加われそうなクラブの代表格だったが近年、他のクラブの台頭が目立ってきて少し順位を落としている。
歴史と格式があるクラブイングランドでの人気も高い。
個人的におとなしくて気品のあるサポーターが多いイメージがある。
同じ街のライバルのバーミンガムがずっと2部でダービーがないのがとても寂しい。

大都市バーミンガムをホームタウンとする古豪
●イングランド人のサポーターが多い歴史と格式のあるクラブ

クリスタルパレス_黒人監督が率いるロンドンクラブ

ロンドンに本拠地をもつクラブ
2013年のプレミア昇格後毎年11-15位くらいをキープしている強くもないが弱くもないチーム
プレミア唯一の黒人監督が指揮(22-23に途中解任)をとり、フィジカルバリバリだったヴィエラ監督らしくパワフルでゴリゴリのサッカーをして、アーセナルなどの華麗なサッカーをしようとするチームをぶち壊すのが得意
喧嘩したら強そうなクラブNo.1
黒人選手が多い理由はこちらで解説しています。

●近年は下位だがプレミアに定着して安定している。
●黒人監督(22-23途中解任)が率いる強度の高いサッカーが魅力

エバートン_ライバルのリバプールが遠くに霞む名門

少し前はBIG6に肉薄するクラブといえばエバートンだった。
リバプールのライバルクラブとして格式と伝統もあり人気の高いクラブで、優秀なユースシステムでウェイン・ルーニーを輩出し、モイーズが11年の長期政権を築いた00年代は確かな地位を築き上位10位以内をキープしてきたが、2015年以降に台頭してきた新興クラブに押されて、2部降格もあり得る状態までクラブ成績は低迷している。

準トップ集団の筆頭クラブだった
●新興クラブの勢いに押されて近年は低迷

ウェストハム_東ロンドンの雄 侮れない下町クラブ

プレミアリーグ常連クラブ。
東ロンドンの柄が悪いエリアを本拠地とするチームでサポーターも柄が悪い(すっごい個人的印象)。
イギリスでここのクラブのファンと言うと下町出身だとバレる。
サッカーのスタイルもサポーターの気質にあった肉弾戦上等のサッカーをする傾向があり、アーセナルのような華麗なサッカーを目指すクラブをぶっ潰してイジメるのが得意なクラブ。

2012年のロンドンオリンピックで作られたロンドンスタジアムをホームスタジアムで使用できるようになった結果、財政が安定し、22-23シーズンにはヨーロッパ・カンファレンスリーグを優勝するなど、着実に力をつけてきているクラブの1つ。

●東ロンドンを本拠地とする伝統クラブの1つ
●ホームスタジアムが財源となり、成績が安定してきている中堅クラブ

ウルヴァーハンプトン 代理人との二人三脚で強豪化を目論む

イングランド中部の中都市を本拠地とする1部と2部を行き来するエレベータークラブ
2部に2,3年いて1部に昇格して2,3年いてまた2部に降格を繰り返していたが、大物代理人のジョルジュメンデスと提携して、有力な選手・監督を在籍させるようになってからは戦力がアップし、順調に2018年に昇格してからは中位をキープし安定した成績を出し続けている新興クラブの1つ。

移籍市場で優位に立ってのリクルーティングで戦力を拡充させるやり方だが、移籍市場自体が近年のサウジアラビアの食い荒らしのように安定感がないものなので、この戦略の有用性を測る意味でも興味深いクラブである。

エレベータークラブ筆頭の地方都市クラブ
代理人と手を組んでからプレミアの常連になりつつある

ノッティンガム・フォレスト 歴史が2番目にあるヨーロッパの古豪の代表格

イングランドのプロクラブとして、ライバルのノッツ・カウンティFCに次いで二番目に古い歴史を持つクラブ。
1979年、1980年にUEFAチャンピオンズカップ(現UEFAチャンピオンズリーグ)を2連覇した名門で、ヨーロッパ全体で見ても有名な「THE古豪クラブ」

1989年に歴史上最悪の観客死亡事故として有名な「ヒルズボロの悲劇」もフォレストvsリバプールの試合と、サッカーの歴史との関係性が深いクラブ。

1999年以降は一時期は3部に落ちるほどの低迷期に入るが22-23シーズンに久しぶりの昇格を果たし見事に残留もできた。

●イングランドで2番目に古いクラブ
●ヨーロッパ全体でも有名な古豪クラブ

ボーンマス 4部から這い上がってきた港町クラブ

イギリス南部の港町にあるクラブ。
4部まで落ちる時期もあったが這い上がり2015年から2020年はプレミアに在籍したが降格してしまったが、その後すぐにプレミアに復帰した。

街としては老夫婦が引退後にゆっくりと過ごす港町という感じでとてものんびりしている街である。
嫁がボーンマスに住んでいて良く行ったが、南ロンドンのスラムに住んでいたので空気の質や時間の流れの違いにびっくりしたのを覚えている。
牛の鳴き声とか聞こえるのどかな雰囲気だが、スーパーは高級スーパーが並んでいるような街並みでした。

じっくりと這い上がってきた南イングランドのクラブ
●落ち着いた街でガツガツ感が少ない、きちんとしたクラブ

ルートン 初のプレミアに挑む地方都市クラブ

23-24シーズンは31年ぶりの1部復帰を決めて、プレミアリーグになってからは初の昇格を実現した。
ということで、私もサッカーを見るのは初の地方都市クラブ。

ロンドン在住者にとっては空港がある都市一択の印象の街で、格安航空券の搭乗は大体ルートン空港からでヨーロッパ旅行時によく使った。
VISAの期限が切れてしまった場合にヒースロー空港から出国するとバレるから、一度ルートンから他のヨーロッパの国に出てそこからに日本に帰国する裏技があったが実際に使用はしていないので、本当にできるのかは分からないです。

プレミア初挑戦のクラブ
空港のある街という印象しかない・・・

シェフィールドU 歴史はあるが近年はエレベータークラブ

19-20シーズンの13年ぶりの昇格以降、2年間プレミア→2年間2部のサイクルの中で昇格1年目となった23-24シーズンのシェフィールド。
イギリスで5番目の人口を誇るイングランド中部・シェフィールドをホームタウンとしているので、クラブとしてのポテンシャルとしては高いが成績が安定しないクラブである。

イングランドの中でユナイテッドと冠するクラブとしては現存する最古のチームで当然ながら歴史古く、1920年以前に4回FAカップを制すなど、リーグ創設初期に栄光を誇った古豪の1つ。

●近年は昇格→降格を繰り返すエレベータークラブの代表格
●街の規模は大きくポテンシャルは高い

バーンリー 小都市でも頑張るエレベータークラブ

人口9万人のイングランド北西部にある地方都市クラブ。
16-22シーズンまでプレミアの座を死守するも惜しくも降格してしまったが、1年で舞い戻りプレミアに帰ってきた。
質実剛健の殴り合いができるクラブで侮ると痛い目に合う危険なクラブ。

地方都市のクラブらしく補強を含め背伸びをしないサッカーをしてくるので、このまままた成績も安定できるとヨーロッパ進出も夢ではないクラブである。

●地味だが質実剛健なサッカーができる優良クラブ
●成績が安定すればヨーロッパ進出も夢ではない応援しがいのあるクラブ

以下は22-23シーズンに降格したクラブの紹介です。

その他を一気に紹介

レスター・シティ
2014年に降格争いしながらも2015年に優勝しミラクルレスターと呼ばれた奇跡を成し遂げたチーム。
岡崎慎司選手も在籍し優勝に大きく貢献した。
優勝後も着実に戦力を上げて上位戦線に加わるシーズンも多かったが、22-23シーズンはエースストライカーの高齢化や主力の怪我で低迷し、まさかの2部降格をしてしまった。

リーズ・ユナイテッド
2000年ごろにチャンピオンズリーグでベスト4まで上り詰めるほど栄華を極めたが、補強でお金を使いすぎた結果、破産し4部まで落ちるという栄光と破滅の落差が激しい。その後徐々に復活し2022年に久しぶりプレミアに復帰したが残留できず、2部に出戻ってしまった・・・

サウサンプトン
吉田麻也が在籍していたクラブ。毎年降格争いしながらもしぶとく勝ち残り、落ちてもすぐに上がってくる湘南ベルマーレのようなクラブだったが、22-23シーズンにとうとう降格してしまった。

最後まで読んでくださりありがとうございました〜〜
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