2026年アメリカ、メキシコ、カナダ共催ワールドカップ予選突破48ヶ国をシュミレート

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アルゼンチンの優勝で幕を閉じた2022カタール大会の次は、アメリカ合衆国、メキシコ、カナダの北米3ヶ国の共催にて行われる。
今大会から出場国枠が32から48に増えるので、増えた結果どのような国が本大会に出場できるようになるのかをカタールW杯の結果から当てはめて、どこら辺の国でも参加できるのか、その難易度を考察します!

目次

各大陸の出場国枠の振り分け

大陸2026年の参加枠(2022の枠数)
アジア8.5(4.5)
アフリカ9.5(5)
南米6.5(4.5)
北中米カリブ海6.5(3.5)
オセアニア1.5(0.5)
ヨーロッパ16(13)

各大陸での「0.5」はプレーオフ枠
アジア・アフリカ・オセアニアの枠がほぼ倍になったのと対照的に、ヨーロッパは3しか増えていないのでUEFAの国々にとっては変わらず厳しい予選となる。
日本はグループで4位以内に入ればストレートインできるので、アジア予選で敗退する可能性は大幅に下がった。

アジア予選のシミュレーション

枠=8.5
1〜4位が予選突破なのだが、前回開催国のカタールが予選に回ってくるので、各組4位の2ヶ国とカタールの中から2ヶ国をストレートインとし、外れた国がプレーオフに回るようにした。

グループA

順位国名勝ち点
1イラン25
2韓国23
3UAE12
4イラク9
5シリア6
6レバノン6

イランと韓国、UAEは通過確定。イラクはカタールが予選に回ってくる関係で保留

グループB

順位国名勝ち点
1サウジアラビア23
2日本22
3オーストラリア15
4オマーン14
5中国6
6ベトナム4

サウジアラビア・日本・オーストラリアが通過

オマーンはカタール・イラクと直接通過の2枠とプレーオフを争う。
FIFAランクだとカタール(60位)、イラク(68位)、オマーン(75位)なので、カタールとイラクが本戦出場。オマーンがプレーオフに回ることとなった。

アジア予選突破の8カ国

アジア予選突破国

  • イラン
  • 韓国
  • UAE
  • イラク
  • サウジアラビア
  • 日本
  • オーストラリア
  • カタール

大陸間プレーオフに参加する国

  • オマーン

結果として予選結果が1勝6分3敗とわずか1勝しかしていないイラクでさえ本戦へ進める結果になってしまった。
6チーム中4チームが抜けられる予選だから当然といえば当然だが、あらためてアジア予選のゆるさを実感する結果となった。
ただそれほど緩い予選フォーマットでも中国は突破できず、マーケット優先で枠を拡大したことの恩恵を受けることはできなかった。

アフリカ予選のシミュレーション

枠=9.5
アフリカは最終予選に進出した下記10ヶ国のうち9ヶ国がストレートイン、1国のみがプレーオフに回る形にした。

アルジェリアチュニジアナイジェリア
カメルーンマリエジプト
ガーナセネガルモロッコ
コンゴ民主共和国

カタールW杯に参加したセネガル・カメルーン・ガーナ・モロッコ・チュニジア
加えて延長までもつれたエジプト・アルジェリアとアウェイゴール差で負けたナイジェリアと1分1敗だったマリを予選突破として、コンゴ民主共和国がプレーオフに回ることとなった。

アフリカ予選突破の9カ国

アフリカ予選突破国

  • アルジェリア
  • チュニジア
  • ナイジェリア
  • カメルーン
  • マリ
  • エジプト
  • ガーナ
  • セネガル
  • モロッコ

大陸間プレーオフに参加する国

  • コンゴ民主共和国

カタール大会参加国に加えてM.サラーを擁するエジプトも突破と有力国が軒並み選ばれる順当な結果で、枠拡大に恩恵を感じられた。
一方、W杯常連国の南アフリカ・コートジボワールが予選敗退とアジアと比べて一定の予選としての競争力を感じさせる結果となった。

南米予選のシミュレーション

枠=6.5
南米は最終予選の上位6位までが予選通過7位がプレーオフに回るようにした。

順位国名勝ち点
1ブラジル45
2アルゼンチン39
3ウルグアイ28
4エクアドル26
5ペルー24
6コロンビア23
7チリ19
8パラグアイ16
9ボリビア15
10ベネズエラ10

南米予選突破の9カ国

南米予選突破国

  • ブラジル
  • アルゼンチン
  • ウルグアイ
  • エクアドル
  • ペルー
  • コロンビア

大陸間プレーオフに参加する国

  • チリ

予選結果が5勝8分5敗の勝率5割のコロンビアが予選を突破する形になった。
チリはプレーオフ進出の一方パラグアイが予選敗退になってしまったが負け越しさえしなければ予選突破で、負け越しでもプレーオフに回れる可能性があるのは枠拡大の恩恵の大きさを感じる。
そもそも予選参加国10カ国のうち過半数の6.5が突破することを考えると、予選の意義を改めて考えてしまう枠数ではある。

北中米カリブ海予選のシミュレーション

枠=6.5
北中米カリブ海は最終予選に進出した下記8国のうち開催国3国に加え、3カ国が予選突破。1国のみがプレーオフに回る形にした。(開催国枠があるかは未定)

メキシコアメリカコスタリカ
ジャマイカホンジュラスエルサルバトル
カナダパナマ

突破国は最終予選結果の上位6カ国を予選突破国。
7位のチームをプレーオフ参加国とした。

順位国名勝ち点
1カナダ28
2メキシコ28
3アメリカ25
4コスタリカ25
5パナマ21
6ジャマイカ11
7エルサルバドル10
8ホンジュラス4

北中米カリブ海予選突破国

  • カナダ
  • メキシコ
  • アメリカ
  • コスタリカ
  • パナマ
  • ジャマイカ

大陸間プレーオフに参加する国

  • エルサルバドル
  • ホンジュラス(開催大陸国追加枠)

特筆すべきは勝ち点11 2勝5分7敗で予選を突破したジャマイカ
いやこれで予選突破してはいけないんじゃないんかと思ってしまう戦績。

予選一位のカナダがカタールW杯で3戦全敗だったので、ジャマイカが本戦に出場した結果を想像するとちょっと恐ろしいです。

オセアニア予選のシミュレーション

枠=1.5
オセアニアは最終予選トーナメントの優勝したニュージーランドが予選突破
準優勝のソロモン諸島をプレーオフ進出国とした。

オセアニア予選突破国

  • ニュージーランド

大陸間プレーオフに参加する国

  • ソロモン諸島

トーナメントの決勝戦は【ソロモン諸島 0-5 ニュージーランド】という結果で、ニュージーランドの実力が頭2,3つ抜けているオセアニア地区。
ニュージーランドの突破は確実でプレーオフ枠をソロモン諸島・タヒチ・パプアニューギニアで争う形になると思う。

プレーオフに参加する国の中でここが著しくレベルが下がるので、ソロモン諸島を引けるかどうかが命運を握るプレーオフになると思います。

ヨーロッパ予選のシミュレーション

枠=16

ヨーロッパの枠は16枠、前回から3しか増えていない・・・
カタールW杯に参加したセルビア、スペイン、スイス、フランス、ベルギー、デンマーク、オランダ、クロアチア、イングランド、ドイツ、ポルトガル、ポーランド、ウェールズの13ヶ国は本戦出場決定。

残り3ヶ国をヨーロッパプレーオフに回った下記の国から選出

スコットランドイタリアロシア
スウェーデントルコ北マケドニア
ウクライナオーストリアチェコ
ロシアはアジアに鞍替えする噂があるがそのままヨーロッパ枠に入れ込んだ

どうしてもイタリアを選びたかったがプレーオフトーナメントを無視するわけにもいかず、トーナメント決勝で敗れたウクライナ、スウェーデン、北マケドニアの3ヶ国を予選突破国とした。

ヨーロッパ予選突破国

  • セルビア
  • スペイン
  • スイス
  • フランス
  • ベルギー
  • デンマーク
  • オランダ
  • クロアチア
  • イングランド
  • ドイツ
  • ポルトガル
  • ポーランド
  • ウェールズ
  • ウクライナ
  • スウェーデン
  • 北マケドニア

たった3枠しか増えなかった影響を受けてイタリアは出れない
ハーランド&ウーデゴールのノルウェー、2018ロシア大会で旋風を起こしたアイスランドに2014年大会に出場したボスニア・ヘルツェゴビナとギリシャ、日韓大会で躍進したトルコ、戦争の影響も受けてしまったが常連国のロシアも出れない。

他の地域のゆるさから想像できないほどのキツさで有力国がたくさん脱落しているヨーロッパ。
ジャマイカは出場できるのにイタリアは出れないレギュレーション。

ヨーロッパ以外の各大陸から-1枠してヨーロッパに+5の方が妥当のように感じます。

大陸間プレーオフ

欧州以外の5大陸連盟から各1チームづつ、開催国が属する大陸連盟からさらに1チームを加えた、下記の計6チームで2枠を争うプレーオフを実施する。

オマーンコンゴ民主共和国チリ
エルサルバドルホンジュラスソロモン諸島

実力的にチリの突破は固いとして、残り1枠を実力的に劣るソロモン諸島以外の4ヶ国で争う。

流石に予選最下位とその次の北中米の2ヶ国からは選びづらいので、オマーンとコンゴ民主共和国の戦いとした。
FIFAランクではコンゴ73位オマーン75位と僅差でコンゴが上回っているので、最後の1枠はコンゴ民主共和国ということになった。

大陸間プレーオフ突破国

  • チリ
  • コンゴ民主共和国

結論:ヨーロッパだけキツすぎ

以上で本大会出場48ヶ国が揃ったわけだが、W杯経験国で出場を逃したのは南米のパラグアイとアフリカのコートジボアール、南アフリカを除けばイタリア、ギリシャ、ロシア、ノルウェー、トルコ、ボスニア、アイスランドなどヨーロッパが極端に厳しい結果にやはりなった。

勝ち点11 2勝5分7敗で予選を突破できるジャマイカと無敗なのにプレーオフで敗退したイタリアという、極端にアンバランスなレギュレーションであることを改めて証明できた検証であったと言えます。

次回はこの参加48ヶ国をベースにW杯本戦のグループ分けをやったらどうなるのかを検証したいと思います。

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