マリノスは開幕節、広島は前節とフルタイムで見れているチーム同士の対決。優勝候補筆頭のマリノスは順当に2連勝、広島は新潟の予想以上に速い攻めに守りきれず前節は敗戦という流れで迎えた第3節
マリノスが昨シーズン上位の川崎、広島も含んでの3連勝となると早くも独走態勢になってしまうかもしれません!
スタメンでは横浜が2名を入れ替え
横浜はゴールキーパーの一森が今シーズン初出場、過去2試合途中出場だった井上が初スタメンと順調なチームにもかかわらず2名を入れ替えてきた。広島はほぼ前節と同じメンバーとなった。
開幕から2試合悪くなかったゴールキーパーを変えたのが意外です!
攻守の激しい移り変わりが見どころの好ゲーム
さすが昨シーズン上位同士とてもハイクオリティのゲームでした!!
お互い後方から丁寧にビルドアップ。守備側は積極的に前からプレスを行いボールを取ろうとしていました。守備側がプレスからのショートカウンターでのチャンスを創るか攻撃側がビルドアップでブレスをかいくぐりボランチを前に向かせビッグチャンスを創れるか、この二つの局面の鍔迫り合いの連続がとても強度が高くて見る者をワクワクさせてくれるとても見てよかったなと思える試合でした!
プレスvs組み立ての構図を片方のチームだけじゃなく両チームが行ったので試合の展開が早かったですね~
ガムシャラにプレスではない大人な両チーム
しっかりお互いリスクを冒して前からのプレスを行う両チームですが、ギリギリバランス崩壊をしないリスク管理をしっかりしながらプレスを行っていくところに、両チームのクオリティの高さと成熟度を感じました。もういっちゃえぇーーみたいな半分玉砕覚悟みたいなハイプレスは見かけますがこの試合で両チームが見せたような絶妙なバランス感覚がそうそう見れないと思います。
バランス感覚が優れたチームがリスクを冒して前に出てくるとこういう高品質な試合が出来上がるんだなって勉強になった試合でした!
マリノスの永戸の退場で終わるかと思った鍔迫り合い
正直マリノスは引き分け狙いにすると思いました。
いやーでもここからマリノスが前線にブラジル人2人を入れて2トップにして攻めてくるんすよね。トーンダウンするかと思った試合がこっから終盤にかけてさらにヒートアップしていくという熱い展開。結果的に一対一の引き分けに終わりましたけどもとても内容の濃い90分間でした。
まとめ リスクとリワードの見極めが大事
両チームが行った後方からの丁寧なくずしのリスク=ボールロストからショートカウンターの危険性(マリノスの失点はこの形)リワード=広いスペースを人数をかけてゴールに攻撃できること(マリノスの得点はこの形)
両チームがしっかりとリスクとリワードを把握したうえであえてリスクを冒した攻撃を行うことが90分続くhigh intensity な試合に繋がりました。退場者を出してリスクを避けるロングボール戦略に変えることもできたマリノスがそれでもビルドアップを続けることにこだわったところに優勝チームの哲学を感じました。以上で試合のレビューおしまいです。最後まで読んでくださりありがとうございました。