27節 マリノスvs鳥栖 引き分けは取りこぼしたのかどうなのか・・

代表ウィークでの中断を経て再開されたJリーグの第27節。
前節は、柏に内容面でも上回れて0-2の完敗で首位陥落したマリノス。
一方、好調広島に押し切られてこちらも0-2の敗戦を喫した鳥栖。

優勝のために絶対に負けられないマリノスと難敵・鳥栖の試合をざっくりと振り返ります。

ナムテヒトップ下は微妙、ロペスも元気がない

●横浜マリノスのスタメン
村上が右SBでリーグ初出場し、ナムテヒがトップ下に入りGKには一森が怪我より復帰し実藤・山根・水沼がスタメンと中断前より大きく入れ替わった。
●サガン鳥栖のスタメン
西川がトップに入る新しい並びで両翼には長沼と岩崎が入った。

マリノスのポイントは、ナムテヒのトップ下が機能するのか？
前節ではボランチで出場するも配球ができず、苦肉の策でトップ下に移動したナムテヒの起用法だがカップ戦でも使用して今節も継続となった。

結果は機能しなかった・・
50分のチャンス時のように前線で左右にボールを振り分けるプレイを期待されているのですが、ナムテヒだけの問題ではなくアンデルソンロペスが不調でボールの収めができていなかったので、全体的に鳥栖に押し込まれる展開になっていました。
理想を言うと代表の鎌田のように組み立てで困っている時には下がってきて助け、前線に入った時にはロペスの相棒をつと得ることを求めたいが苦しいか・・・

結果、鳥栖が押し込んで一森のスーパーセーブやPKの失敗もありながらも試合終盤に長沼が個人で決め切って、マリノスは万事休す。

だが、ここからの王者の意地で吉尾が返したのは流石でしたね。
同点から一気に息を吹き返して逆転を狙ったマリノスでしたが、流石に押し返せず1-1の同点で終わりました。

試合全体は鳥栖ペースでマリノスはやはり不調

全体といて鳥栖ペースでマリノスはなんとか引き分けというのが妥当の試合展開。
優勝を目指す上で連敗は絶対できない中で最低限のノルマは果たしたマリノス。
だが、チーム状況は非常に怪しい上にここからACLも始まるという過密日程がどうなるでしょうか？

鳥栖は相変わらずの不調なチームいじめで強さをしっかり披露しました。
このチームは不調なチームの良くないところを攻めながら、得点シーンのような個人の力があるということを証明した試合でした。

まとめ

引き分けたマリノスはACLのHOME戦の後、鹿島→神戸といよいよ正念場に入ってきます。
取りこぼしとも言える鳥栖はFC東京→京都との試合に入っていきます。