33節 マリノス0vs0新潟 ポゼッションでいなされて痛恨の引き分け

前節セレッソとの上位決戦を2-0で内容ともに完勝し首位神戸を追走するマリノス。

前節FC東京にポゼッションにおいて内容面で上回るも0-0の引き分けに終わった新潟。

しっかり勝ち切って神戸との首位決戦を続けてプレッシャーをかけ続けたいマリノスにとって、しっかりとポゼッションで崩してくる新潟はスペースがある分やり易さもある一方で、押し込まれる危険性もある嫌な相手。

Friday Jリーグで注目の一戦をざっくりとまとめていきます！

ポゼッションとカウンターが入れ替わる高品質マッチ

●マリノスのスタメン
ブラジル人トリオの前線に加えトップ下にナムテヒが入った
●アルビレックスのスタメン
鈴木を最前線にトップ下に高木が入った

両チームともにポゼッションをベースにしている同タイプのチーム同士の試合で、よりポゼッションに舵を切れていたのは新潟だった。
その結果マリノスはボール奪取してのカウンターが一番の好機演出機会になった。
マリノスはナムテヒをトップ下に置いてボール保持に重きを置いたと思われるが、結果としてナムテヒが活きにくい試合展開になったように感じる。

時間帯によりマリノスもポゼッションの色合いを強め、新潟を押し込む反面、新潟が相手のハイラインの裏を執拗に狙うとカードの裏表が頻繁に入れ替わるハイレベルな試合内容となった。

マリノスの攻め気を上手く利用する新潟

マリノスにとって痛かったのは0-0で得点を取らなきゃいけない焦りが募る中で、新潟がハイペースにある程度付き合いながらポゼッションで意図的にスローペースを作り出して主導権を握ってきたこと。

相手の心情を見透かすゲームコントロールで結果0-0の引き分けとなりながら、新潟の余裕と伸び代を感じる試合内容でした。

前節の神戸相手の浦和にこの試合のやり方をやって欲しかったと思う試合巧者ぶりでした。

結果、終盤に向けて少しづつサッカーが雑になっていったマリノスは痛恨のドローで試合を終了しました。

まとめ

優勝が遠のいたマリノスの最終節はアウェイの京都戦です。
マリノスはACLもあるので、そこまで実験もできないのが今シーズンのきついところです。

新潟はセレッソとホームで最終戦です。
充実の今シーズンをしっかりと締め切れるのか注目ですね！