33節 横浜FCvs湘南 崩しのレパートリーはなかった横浜

前節、鳥栖との一戦でしっかりと勝ち切った横浜FC。
前節、上位の名古屋にしっかりと勝ち切った湘南。

本当に残留争いしているのかと疑問に思うくらいのクオリティでJを掻き回す両チームの一戦。
この一戦で降格が決まる今節大注目の逆天王山をざっくりとまとめます！

崩すサッカーをしてこなかった横浜FC

●横浜FCのスタメン
メンバーは変わらずここ6,7試合同じメンバーでの先発

●ベルマーレのスタメン
コチラも前節と同じメンバーで運命の一戦に臨んできた

中盤ごろの残留争いについての記事（こちら）で横浜FCが残留するためには、この湘南との直接対決で勝ち点をリードしているのが絶対条件として書いたがそれができなかった時点で、勝敗は決まっていたのかもしれない。

今シーズンの横浜は序盤はボール保持をして崩そうとしたが勝ち点がついてこず、大きくカウンターに舵を切った経緯があるため、そもそも勝ちに行くサッカーをしてこなかった・・・

そのチームがいきなり崩そうとして崩せるほど甘いリーグではなく、さらに相手は残留争い百戦錬磨の湘南。

試合を殺しにきた残留職人の湘南

慣れていない攻めをしなくてはいけない横浜に対して、わかりやすくブロックを引いて相手を誘い込み、相手のカウンターを殺した湘南。

勝たなくても引き分けならOKとこの大一番でチームが徹底できるところ、そしてしっかりとセットプレイの流れから点をとって勝ち切ってしまうところと、残留争いにおける勝ち点1の重さを理解してシーズンを通してのサッカーのマネジメント力の差が出た試合のように感じました。

まとめ

これで横浜FCの降格は99%確定で湘南の残留が決まりました。

上記のように横浜FCは大きく弱者のサッカーに徹したシーズンでさらに一枠での降格と、今までの降格よりもダメージの大きい降格です。

湘南は仮に降格してもやっているサッカー自体を大きく変える必要性はありませんが、横浜の現状ではそうは言っていられません。現状のメンバーのある程度の作新も必要になってくる中で、J2の魔境を超えられるのかに注目です。

最終節は
横浜→鹿島
湘南→FC東京
となりますが、どちらも来季を見据えた動きになる試合だと思います。
（横浜は監督が交代になるかと思いますが・・・）