日本代表5vs0タイ 前半と後半で別物になった試合

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最高の内容と強さを見せた2023年から明けての、初の元旦開催となった日本代表のタイ戦。

所属クラブの関係でイングランド・イタリア・ポルトガル・スコットランドからの招集はないが、それでも現状考えられるベストメンバーを招集、伊藤涼太郎や藤井など注目の選手も招集された一戦。

アジア杯前の最後の実戦としても注目の試合をざっくりと振り返ります!

目次

新顔の多い先発メンバー

・日本代表 先発メンバー

▽ GK
23 鈴木彩艶(シント=トロイデン/ベルギー)

▽ DF
15 町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)
22 藤井陽也(名古屋グランパス)
16 毎熊晟矢(セレッソ大阪)
19 森下龍矢(名古屋グランパス→レギア・ワルシャワ/ポーランド)

▽ MF / FW
17 田中碧(デュッセルドルフ/ドイツ)
6 佐野海舟(鹿島アントラーズ)
20 奥抜侃志(ニュルンベルク/ドイツ)
7 伊藤涼太郎(シント=トロイデン/ベルギー)
14 伊東純也(スタッド・ランス/フランス)
11 細谷真大(柏レイソル)

代表初招集の伊藤をはじめ、伊東純也と田中以外は代表歴が1桁のフレッシュな顔ぶれとなった。

久しぶりに攻めあぐんだ前半戦

新顔同士の試合とはいえ、予想以上に苦戦した前半戦。

タイはここ最近のアジアの対戦国と比較しても、後方からの繋ぎをベースに攻めに出てきてくれたので、日本のショートカウンターも狙える、やりやすさも感じる対戦国でした。

ただ、裏への抜け出しも含め守備で後手に回りかける部分もありながら、引く相手の崩しの部分で分かりやすくアイディア不足でした。

森保サッカーは崩しの質をサイドアタッカーに依存する。

世界のサッカーの潮流ではありますが、最近の代表は三笘・久保・伊東などここに世界的にも上位のアタッカーがいたので、好調を維持していました。

が、今日の試合の左で入った奥抜は、正直代表レベルの選手ではなかったです。
1vs1では5分、さらに後方からのボールの引き出しもできずと、左で選手を引きつけられないので、相手の中央のブロックが固くなると、攻撃の停滞の最大の原因になってしまいました。

伊藤涼太郎のパス出しに合わせた動き出しでチャンスを作りましたが、
伊藤が配給源で自分でのドリブル突破はないこと、
奥抜はサイドに追い込めばそこまで突破力はないこと、
がバレるとシュートまで行くのがやっとの状態になってしまいました。

そういった中で唯一の主力の伊東が前線で2トップになったり、中央に入り込んだりと色々工夫していましたが、崩しの部分での単純なクオリティ不足が顕著な前半になってしまいました。

一気に息を吹き返した後半

後編の頭から、伊藤涼太郎と奥抜と交代で堂安・中村が出場し、上記の問題が一発で解決されてしまいました。

ラストパスに加えて自分でもドリブルでつっかけて、スペースを作り出せる堂安
1vs1のドリブル突破に加えて、後方からのボールを受けながら自分でターンをして前方に突破していける中村

中村をマークするために相手がサイドに張り出さなくては行けなくなった結果、広がった相手最終ラインの隙間に入り込む堂安。
そして、工夫する必要がなく本来のサイドでの仕事に集中できるようになった伊東。

この3人のコンビネーションの前にタイ代表は成すすべがなくなってしまいました。

結果は5-0の大勝。
しかし手放しでは喜べない課題もしっかりと出た試合になってしまいました・・・

まとめ 課題と収穫

課題は、
左WGが三笘・中村の主力とそこ以外で差が大きいことがはっきりした試合。
そして、ここのクオリティで全体の動き出しを決定づけているので、一気に停滞感が出ることがわかった試合でした。

右は久保をはじめ、人材が豊富な分、左の選手層の拡充がこれからの大きなテーマの1つになります。

収穫は、
デビュー戦から続けて好プレイを披露した佐野の存在。
守備的MFで遠藤のバックアップになりますが、エリアで待ち構えて取りにいく遠藤よりも、より動的にボールを狩れるタイプで差別化もできているので、単純な選手層の厚み以外でも戦術の幅をもたらすことが可能になる面白い人材だと改めて感じさせられました。


アジア杯のメンバーも発表されて、いよいよ本番のアジア杯が始まります!
日本戦全試合と韓国の試合は少なくても記事にしていきます!

最後まで読んでくださりありがとうございました〜〜
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●久保建英の試合を含むスペインリーグ
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