3節 三笘vsアーセナル 追いついてからみんな停滞したブライトン

開幕戦はベストイレブン選出
前節はManU相手に先制点をアシスト
と、昨シーズンのケガからの評価落ちを挽回し切った感の三笘。

今節の相手は優勝候補の一角アーセナル。

順風満帆に見えるブライトンだが、結構戦術的には怪しい状態で迎える完璧格上との1戦を三笘を中心にざっくりと振り返ります！

ヒンシュルの継続起用

三笘は当然のスタメン。
そしてスクランブル起用で凌いでいたLSBは、本職のエストゥピニャンが復帰しても、そのまま本職MFのヒンシュルウッドがスタメン起用。

守備に不安があったが意外に平気なのと配球面で優れているのが理由でしょう。
そういった面は日本代表にも参考になると思います。

4-2-4の攻撃的な守備をいなせるアーセナル

前2試合はオーソドックスな4-4-2の並びでのハイラインプレスだったブライトンだが、明確な格上の今節では強気の4-2-4プレスを行ってきた。

だが、その攻撃的な応酬は長く続かなかった。
アーセナルは、ハイプレスをいなしながら最終ラインからの対角へのロングボールを活用。
結果、ブライトンの前プレスの両翼(三笘とミンテ)は、強制的に戻らざるをえずハイプレスは頓挫した。

高めのラインから下がりながら耐えるブライトン。
結果前線も下り目になってしまい、押し込まれる展開が多くなる。

特に、RWGのサカが脅威で1vs1ではほぼほぼ負けるので、ここの対策をするために全体のバランスが崩されてしまった。

前2試合よりも三笘はボールを触れた

守備に回ることが断然増えた今節だが、三笘がボールを触れる機会は多かった。

理由は、前2試合の相手は三笘にボールを触らせないために全体のバランスをいじってきていたが、アーセナルはバランスはいじらず、三笘の対応はホワイトの個人能力に任せていたから。

三笘が持ったらボランチが寄ってダブルマークも、そこまでなかったので三笘が勝負できる状況でした。

結果は、三笘の完勝。
この試合に限らず、三笘はホワイトを得意としているようで、アーセナルにとって三笘は分かりやすく脅威になっていました。

ですが、得点には絡めずに試合終盤に交代となってしまいました。

1-1になってからのアーセナルに強さを感じた

試合は、

ロングボールの競り合いから先制したアーセナル→
アーセナルの心臓ライスの不用意な退場→
ブライトンの一発裏抜けで同点→
アーセナル3CBに変えてから鉄壁で1-1終了

という感じ。

退場してから同点までは幅をとれて、三笘とミンテが輝いたのだが、

同点と同時に3CBにアーセナルが中央固め＋ミンテを交代→
選手が中央に集まる→
三笘も中央に流れる→
アーセナルの中央堅すぎ→
攻めあぐむ

で、がっつり尻すぼみで1-1のドローでした。

中央固めればOKにアーセナルがなってから、高さ・強さを出せる選手がいなくなり、サイドを崩しても成果が少なくなってしまったのが、チーム・三笘としても厳しかった。

ここら辺のベンチワーク出せる選手のカードの幅の差が、ブライトンと上位クラブの差になっているように感じました。

でも、可能性は感じる試合で、前2試合での懸念は少し晴れた試合でした。