FA杯準々決勝 マンU4vs3リバポ 火の玉アタックでエイ！ヤァ！作戦

クロップ監督の勇退が決まり4冠達成での見送りを狙うリバプールの準々決勝の相手は、こちらも今シーズンのタイトル確保のためにも負けられないマンチェスターU。

ミッドウィークにELを戦い過密日程のリバプールにおいて、当たり前のように先発の遠藤に注目しながら、延長まで持ち込まれた熱戦をざっくりと振り返ります！

前からガンガン行くマンU

●マンUのスタメン
左にラッシュフォード、右にガルナチョを置いた攻撃的なメンツ
●リバプールのスタメン
遠藤はアンカーでスタメン、サラーもスタメンで入り現状のベストメンバー

開始直後から前からのプレスでガンガン行くマンU
前からはめられれば、チャンスになるが前のプレスを掻い潜られると大ピンチと、出入りが激しく分かりやすい流れでした。

その中でマンUが先制できるが、
前半間際に一気に2失点されて逆転されるところまでも、セットで分かりやすく
マンUの半玉砕戦法のメリット・デメリットが見られた前半でした。

まぁそれ以上にマンUのラッシュフォードが絵に描いたような、「やっているふり守備」だったのが原因の大きな1つでした。

リバポがリズムを取る中、よりリスクを取るマンU

後半開始から途中までは、リバプールがボールを保持できるようになると、いよいよいつ突き放してもおかしくない雰囲気がず〜〜〜と漂います。
でも、再三のチャンスを決めきれない。
というか、いつでも決めれそうな雰囲気があまりにも強すぎた。

リバポがサラーを下げてガクポを入れて、2-1でそのまま勝利を視野に入れ始めた頃から、マンUが力技でこじ開け始めてくる。

3-5-2的な並びなのだが、3CBにBフェルナンデスが入って球出しを担い、ポジション的にはサイドバック的に振る舞うべき両翼のガルナチョ＆ディアロは完璧にウィングとして振る舞う、突撃スタイルが完成した。

試合終盤にはCBのマグアイアもパワープレイ要員で前残りすると、
もういっちまえの圧力が半端ない状況になりました。

いつも以上に難しかった遠藤の役割

試合は延長の最後の最後のカウンターで決め切ったマンUが勝利しました。
試合開始から終了直前のようなマンUのサッカーに付き合い撃ち合ったリバポは、終盤のスタミナ不足が顕著でしたね。

あんなに疲れている遠藤を見たのは初めてでした。

スタッツで見ると微妙な遠藤ですが、
前述のようにマンUが前はガンガンプレス、後ろは同数でなんとか守備のアンバランスな戦法だったので、
それにある程度付き合ったリバプールもアンバランスにならざるを得ず、バランス取りをしないといけない遠藤にはきつかったです。

逆転してから後半途中までの落ち着かせている時間は、ボール保持の中継点になってとても安定していましたが、デゥエル的には頭を飛び越える展開からのゴリゴリ万歳アタックに遠藤だけでなくチーム全体が手を焼きました。

まとめ

カップ戦でHOMEの勢いがあるからこそできたマンUの戦法に屈したリバプール。
後半開始からのいつでも取れそうな雰囲気の時に、あまりにも余裕を見えすぎたのが敗因ですね。

ただ、やはり過密日程＋負傷者が多いので、
早い段階でFAカップが消えたのはメリットにもなるので、
リーグ戦に集中して是非リーグタイトルを取ってほしいですね！