●湘南ベルマーレ
前節、好調のガンバ相手に終盤のゴールで追いすがるも1-2で内容的には完敗したベルマーレ（記事はこちら）
●浦和レッズ
前節、名古屋との上位決戦を勝利し、優勝への希望を繋ぎ止めたレッズ（記事はこちら）。火曜日にはホームでACLのプレーオフを行い3-0と完勝した。ある程度メンバーをターンオーバーしたが、疲労の蓄積が気に掛かる。
降格争い真っ只中の湘南相手に、上位にプレッシャーをかけ続けたい浦和がしっかり勝ち切れるのか注目の1戦をざっくりと振り返ります。
全体的にはベルマーレペースだったが・・・
●ベルマーレのスタメン
GKに富居が6月ぶりに入り、トップ下2枚には平岡と池田、前線にはタリクと大橋が入った。
●レッズのスタメン
CBにACLで先発した岩波が入り、ショルツとコンビを組んだ以外はいつも通り
前半45分はベルマーレのペース
ベルマーレは前線の4枚で浦和の2CB＋2ボランチをハメてビルドアップを阻害した。
そうすると両サイドは手薄になってしまうのだが、湘南の前4枚は前後の動きに加えてサイドのフォローをする運動量で浦和を苦しめた。
高い位置でボールを取ってからのシンプルで速い攻撃でリズムを掴む湘南だが、両ワイドの大外からしかクロスは上げられずに浦和の守備を崩すまでには至りませんでした。
普通レベルの守備ラインだったら、もっと可能性は出たのでしょうが、浦和の最終ラインは2CB+酒井が立ちはだかっているので、距離のあるクロスだとよっぽどピンポイントでなければ厳しいです。
浦和は、
最終ラインからボランチを飛ばした長いパスが前線に収まると、そのまま湘南ディフェンスをひっくり返す形になり、何度かチャンスを作り出しましたが、散発的に終わり湘南ペースの前半は0-0で折り返しました。
後半に入り浦和は安居out→小泉inで中盤の構成力を高めて湘南のプレスをいなしにかかりますが、それほど大きな効果は出ませんでした。
ただ、小泉がビルドアップの逃げ道になったので、湘南のプレスの勢いも落ち試合は少しこう着状態に入っていった60分に試合が動きます。
湘南が自陣深くでボールを奪取してカウンターを仕掛けようとしたロングキックをミスし、ボールを拾った岩尾から素早くパスを受けたホセカンテがボールをゴールに流し込み先制！
カンテはボールが全然来ず収めることもできておらず、試合から消えている時間が長かったですが、このプレイだけで仕事を完遂してしまいました。これで3戦連続と波に乗っています。
試合はここからしっかりと守りに入った浦和を崩せるビルドアップは湘南にはなく、そのまま危なげなく逃げ切り1-0で浦和が勝利しました。
60分までは湘南のペースでしたが、湘南はずっと前半のハイペースでサッカーするのは不可能なので、どうにかしてプレーテンポを変える必要があります。
おそらく前線4人は途中交代前提でいけるところまでいく起用方法なのですが、5枚の交代枠のうち4枚を確定してしまうと流石に戦術の枠の狭さを感じる試合展開でした。
また、攻撃が大外の侵入まではいけるけど、そこから中に入れるようにしたいです。
欲を言えば数枚大外の1vs1でドリブルで剥がせる選手がいると良いのですが・・・
浦和は、
「どうしよっかなぁ」ってなってき始めた段階に相手のミスから得点ができて、ラッキーな試合でした。
（一発を決め切ったカンテさま様の試合）
あのまま0-0だとどこかで無理をしなきゃいけないのは浦和なので、少し嫌な試合展開でした。
あと中島翔哉が長い時間プレイできましたね^^
ACLもプレイしましたが、相手が相手でアレだったので、リーグ戦で状況を見れたのは良かったです。
まだまだコンディションがこれからという感じですが、交代出場で30分くらいならいけそうですし、アイディアなどはもどきている感じでしたので、負けている時のジョーカーで使われそうですね
まとめ
湘南がまだまだ苦しむ順位にいる中でしっかりと勝てた浦和は、次節新潟戦を行いガンバとのカップ戦と過密日程が続きます。
一方敗れた湘南は次節鹿島と難敵が続く苦しい試合が続きます。
最後まで読んでくださりありがとうございました〜〜
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