J2降格の本命はガンバ！？悩める3クラブ、横浜FC・柏レイソル・ガンバ大阪の現状をまとめてみた

Jリーグ序盤の6節まで終わった現状で、下位の3クラブ（横浜FC・柏レイソル・ガンバ大阪）の問題点とこの中でも状況が厳しそうなクラブを考えていく。

個人的な降格クラブの予想_本命はガンバ

三者三様で厳しい状況ですが個人的予想は↓

本命	対抗	穴
ガンバ大阪	横浜FC	柏レイソル

単純な戦力層を見ると横浜FCが降格になるのですが、条件付きでガンバが降格の筆頭だと思います。
各クラブごとに状況を説明していきます！

横浜FC_順当に行けば降格するのはこのクラブ

開幕前の記事（こちら）で小川航基が得点を重ねれば残留もできるはず！？と書いたのだが、小川が活躍しても勝てないマズイ状況になってしまっています。とにかく小川以外が得点できないのが大問題です。（全6得点中5得点が小川で1はオウンゴール）
組織力もあるし安定もしているのですが、単純な個人の質の部分で負けてしまっているのがとても大きな問題点です。
サイドでの1対1で抜かれたり競り合いで負けたり組織で補えない部分で差を見せられて勝ち点を取れない。
柏・ガンバは問題点が解決すれば一気に上向く可能性がありますが、横浜FCの問題点は根本的な問題なので、ここから急激に改善する可能性がほぼないのですが、ベースはできているという強みはあります。
新井やカプリーニなど武器を持っている選手の特徴を現状の組織力に乗せて粘り強く戦っていけば残留の可能性も出てくると思います。

●小川以外の選手の得点がないのが大問題
●個人の質で負けてしまっている
●ベースはあるので武器がある選手の特徴を上乗せしたい
●安定してはいるので焦らないで引き分けでも勝ち点を稼いでいきたい

柏レイソル_前線の豊富な駒を活かせない守備ライン

まずはGKの問題です。
1節~3節まで20歳の佐々木をスタメンに抜擢したのですが、開幕前のちばぎんカップも含めて失点に繋がるミスを連発してしまい、スタメンを守田に譲りました。
守田でGKはある程度安定しましたが、足元が苦手なタイプのGKなのでポゼッションができなくなってしまいました。
マテウスサヴィオと細谷を活かしたい。前線には他にも武藤や仙頭など人材が豊富に揃っているのですが、いかんせんそこまでボールがいかないので前線も守備に奔走してなんとかやっている状態です。

個人的に解決策としては、今の守備のメンバーでポゼッションは無理なので
5バック+2ボランチにして後ろの人数を増やし、ロングカウンターで細谷の速さやサヴィオの閃きに賭けるしかないと思います。

●GKは守田で落ち着いたがポゼッションは捨てるべき
●前線の豊富なコマをどう活かすのかフロートの使い方がポイント
●後ろの安定が最優先

ガンバ大阪_一番豪華なGK陣のはずだったのに・・・

こちらもGKがネックになっています。
谷と東口でJで一番豪華なGK陣となったはずだったのに、谷が不安定です。そして代わりにスタメンの東口もミスで失点とまさかの共倒れになってしまっています。
この状況下でも谷が代表に選ばれたのでより問題が複雑化してしまっています。

GKの問題に加えてシステム上の問題もしっかりとあります。
今シーズンは序盤から宇佐美をインサイドハーフに置きながら、宇佐美を最大限に活かすサッカーをしていました。
結果宇佐美は2得点と活躍しましたが、宇佐美を活かす上でのプラス面よりマイナス面の方が大きく勝ち点にはつながりませんでした。
そして宇佐美は4節に負傷離脱しチームは6節に1-4で湘南に大敗と未勝利が続いています。

ただこの試合の1失点目までは良かったように、宇佐美がいない方が運動量もあり強度が高まり良い試合をしていました。
1-4節の宇佐美を活かすシステムを捨てて、宇佐美を全員が走って守備をするサッカーに組み込めればガンバは余裕で残留すると思いますが、もしも宇佐美を活かすシステムに固執するようでしたらそのまま降格する可能性が十分にあります。

●GKをまず固定する、東口の方が良いと思う
●宇佐美システムを一度捨てる
●宇佐美を今のみんなが走るサッカーで走らせる
●宇佐美にこだわりすぎると降格する可能性大

まとめ

今シーズンの特徴として、
●前述の3クラブ以外は全てチーム状態が良い
と序盤で、すでに分かりやすくチーム状態がよくないクラブがはっきりとしてしまっています。

特にガンバは監督が新任とゴタゴタする要素もあるので、立て直しが遅れそうな気配もあります。
柏は去年から白星がないネルシーニョ監督にどこまで我慢できるかだと思います。
その部分で横浜FCはこの苦戦も想定内な部分ではあるので、有利なポイントではあると思います。

さらにもう１つの特徴
●降格が1クラブだけ

1クラブしか降格しない中での降格はダメージが今までのシーズンより大きいので、是が非でも避けたいところなのですが、夏の移籍市場で横浜FCが足りない個人の質の差を埋める補強ができるとより一層混戦になると思います。

降格予想をまとめると↓

●順当に行けば横浜FCが降格
●↑単純な個人のクオリティーで一段階劣るから
●宇佐美を活かすシステムに固執するとガンバが危険
●宇佐美の状態も不安定なので、全体で活かす方法を探るべき

以上序盤段階での降格候補事情の記事でした〜〜