J第4節 新潟vs川崎 1トップが最終ラインよりも深刻な川崎

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昇格後1勝2分の無敗で7位の新潟と1勝1分1敗で勢いが出ない8位の川崎の対戦。
各チームのスタメンはこちら↓

ホーム新潟のスタメン
アウェイ川崎のスタメン
目次

両チームともCBの片方が前節から変わった

新潟は前節の千葉→マイケルジェームスに代わり、川崎はジェジエウに代わり出場停止から戻ってきた山村が先発に入った。特に川崎は最終ラインに怪我人続出の前節は18才の松長根を入れての急造ディフェンスラインでなんとか引き分けに持ち込んだが、ベテラン山村の復帰で安定感が戻るのかがポイントになる。

  • 守備が安定しない川崎山村の復帰で安定感を取り戻せるかがポイント!

1トップの差が顕著に出た

両チームの先発は川崎=宮代と新潟=鈴木。宮代のタッチ数は試合を通して一桁くらいでボールにほぼ絡めなかった。特にこぼれ球で相手CBと1対1になった際の球際でことごとく負け、前線でのタメを作れなかった。その一方、鈴木は得点シーンを始め前線から降りてきての組み立てや裏抜けでのスペースメイク、更にはカウンターの時の起点まで幅広くボールに関与した。

  • 宮代→上手く絡めたのは14分・43分の2度のみとタッチ数は1桁
  • 鈴木→先制点の起点など様々な場面で顔を出してボールに絡んだ

1トップが攻撃のキーマンの輝きに大きく影響

●新潟のキーマン=伊藤 涼太郎
●川崎のキーマン=家長 昭博
新潟は、
鈴木が攻撃のトリガー(きっかけ)になってくれるので、キーマン(伊藤)が決定的な仕事に集中できる。1得点と試合を通して大活躍の伊藤を支えたのは鈴木の幅広い貢献だった。
川崎は、
宮代にボールが収まらないので、きっかけを作るのも家長・決定的な仕事も家長と家長を経由しないと何も起きない状況になってしまっていた。

  • 新潟→起点=鈴木、キープレー=伊藤と役割分担ができていた
  • 川崎→起点=家長、キープレー=家長と役割分担ができていなかった

解決のためSB佐々木が上がってトリガーになるが、その結果・・・

家長に決定的な仕事に専念させるために上がる左SB佐々木

佐々木のスペースに流れる鈴木

その結果カウンターで数的同数以下で対応しなくてはいけない川崎最終ライン

去年の川崎にはジェジエウと谷口がいたので、この状況でも個人能力の高さでなんとかできたが今年の不安な最終ラインではこの2人の不在がモロに出る展開になってしまっている。しかし1トップにちゃんとボールが収まれば両SBの攻め上がりもバランスが取れるので、守備側が不利な状態も減り今のような最終ラインの脆弱性ばかりにフォーカスがいく状態も無くなるはずである。

  • 佐々木が上がることでチャンスを作る川崎
  • 逆に佐々木のスペースを活用する新潟
  • 結果、川崎に最終ラインの不安定さが鮮明になる

川崎のこれからと新潟

3月5日の練習からL・ダミアンが練習に復帰したので、ダミアンの復帰が1つの解決策になると私は思います(この試合で大島と山村が怪我してしまった心配があるが・・)。それまでは後半に見せたように前からのプレスからのショートカウンターにシフトが現実的かと思います。新潟はこのまま上位陣を倒していけるポテンシャルを証明したので、研究されてからが次のポイントですね。

ハイライトを見れない方でも14分と84分の伊藤のループだけは見ることをオススメします!

最後まで読んでくださりありがとうございました〜〜〜

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