シーズン後半に盛り返すも苦難が続いたラツィオ時代を経て、南ロンドンの雄クリスタルパレスに移籍した鎌田。
フランクフルト時代の恩師が待つクラブで、プレシーズンも好調で評価も高い中、開幕節をスタメンで迎えた新シーズンの幕開けをざっくりと振り返りたいと思います!
鎌田の立ち位置で可変するシステム
4バックを基本とするCパレスだが鎌田は4-3-3のインサイドハーフとしてプレイした。
ただ状況によって2トップ的に振る舞ったり、4-5-1のトップ下としての時間になったりと、自由に振る舞った。
「鎌田に自由を与える」が鎌田を活かす1つのキーワード
鎌田のすごいところは自由に振る舞ってシステムの中で浮くポジションを取りながらも、規律を最低限守れるところ。
基本的に浮いているポジション取りをするので、フリーになれるポジションを取りつつも、フリーになっている反面守備時には周りに相手選手がおらず、守備時に空気になってしまうデメリットを感じさせないポジションができる。
これができるのは日本人で鎌田しかいないと思う。
元代表エースの中島翔哉も攻撃時に浮くポジション取りが上手かったが、中島は守備時や時間帯によって本当に空気になる傾向があった。。。
鎌田に自由を与えるためには、周りは持ち場を守って規律を持つ必要があるが、それがしっかりとできているCパレスの現状でした。
攻撃の中心=鎌田
攻撃時に浮いてフリーの鎌田を最終ライン(特にCB)がしっかり確認してパスを供給することが、現時点でもしっかりできていました。(これができていないとラツィオ時代のようにただ浮いているだけになる・・・)
そして更に素晴らしいのが、鎌田にボールが入り顔を上げた瞬間に前線が一気に走り出すこと。
良い形で鎌田にボールが入った際は、最低でも3つパスコースがあり鎌田が攻撃の中継地であることをクラブで決めていることを感じさせる反応の速さでした。
鎌田は個人で輝きながらチームの潤滑油になれることが特徴なので、しっかりとチームとして鎌田の能力を活かす意図を感じたのがとても嬉しかったです。
試合展開により課題もしっかりあった
時間経過とともの鎌田の印象をまとめると↓
●開始から前半40分のエゼのスーパー直接FKゴール取り消しまで
上記のように、後方の繋ぎ時に鎌田がフリーになってボールが入り、その瞬間に攻撃が活性化するKamada Golden timeの時間帯。
●取り消しから失点〜同点まで
ブレントフォードが最終ラインを下げて、スペースがなくなった分、鎌田の位置取りも窮屈になりボールを触ることに苦戦した時間
●同点してから両チームイケイケドンドンの時間帯
同点になりお互いヒートアップして、戦術よりも局面局面でぶつかり合うプレミアらしい時間帯。
鎌田もバランス取りなんて言ってられなく、競り合うも消耗しそのまま交代。
というプレミアデビュー戦でした。
評価は2分化すると思う
●前半の鎌田が中心でリズムを作った時間を評価すれば高評価
●後半のこれぞプレミアという時間帯で後手を取ったのを評価すれば低評価
と、どの時間帯を見るかで印象が全く変わってしまう試合でした。
良かった点は、
チームで鎌田を活かすシステムがすでに明確に存在していること
悪かった点は、
プレミア特有の激しさに付いていけるのかに疑問が出たこと
です。
今後の試合でその部分での慣れを早くできるかがとても重要になってきます。
試合は競り負け1-2となってしまったパレス。
残念な結果でしたが、とても楽しかったしプレミアでの楽しみがまた1つ増えたことに喜びを感じた試合でした〜〜〜
最後まで読んでくださりありがとうございました〜〜
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