野球とは「お互いの良い部分を出し合って勝負をしていくスポーツ」だと思います。
私の考えとして野球とは「お互いの良い部分を出し合って勝負をしていくスポーツ」と思っています。ピッチャーが自分の一番良いボールを投げてそれをバッターが打ち返すというように、まるで侍同士の一騎打ちのように正々堂々と互いが向かい合うところが日本人の精神性に合って、野球というスポーツは日本文化で発展してきたのだと思います。そこに青春・感動を追加した高校野球は規模も尋常じゃないものになっていますよね。それに対してサッカーで相手を打ち負かそうとするときには「自分の良さを出す」以外の別の方法があります。
相手を上回るための2つの方法
- 自分の良さを出す(相手より自分を高める)
- 相手の良さを消す(自分より相手を下げる
良さを出す(創る)のは難しく、良さを消す(壊す)のは簡単と言われます。
❶のメリット | ❶のデメリット |
---|---|
毎試合戦術が同じなので上積みがある | 結果(勝ち)が出るまでに時間がかかる |
試合がスペクタクルで面白くなりやすい | 特定の選手がいないと戦術が成り立たなくなる |
❷のメリット | ❷のデメリット |
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結果が出やすい | 毎試合戦術が違うので上積みがない |
戦術が試合ごとに違うので、特定の選手に依存しない | 相手も良さを消しにくると試合がつまらない |
この❶と❷の方法を試合相手との力関係、試合中での流れなどで織り交ぜながら試合をしていくのがサッカーの野球と比較した時の大きな違いだと思っています。ですので、野球はいわゆるつまらない試合(見せ場の少ない試合)はほぼないのですが、サッカーの場合両チームとも相手の良さを消しにくるサッカーをすると90分間ほぼ見せ場のない試合になることがちらほらあります。これは❷の方法で上位進出するチームも多いので、上位とか下位とかもあまり関係ありません。
「狡賢さが必要なサッカー」と「正々堂々と戦う野球」
よく日本サッカーはマリーシア(狡賢さ)が必要だと聞きませんか?試合中痛くもないのに大袈裟に倒れたり、あからさまに時間稼ぎしたりするやつです。このマリーシアという考えは先ほど書いた「❷相手の良さを消す」の考えからきていると思います。相手の良さを消す=相手の嫌がることをすることが正当化されているサッカーならではの価値観だと思います。
ずる賢い=卑怯ではなく、ずる賢い=賢いと考えるのがサッカーの考えなんですね!
ただ多くのサッカーファンは❶の方法が美しく楽しいと思っている
正確に言うと応援していないチームの試合は❶の方法で戦い楽しい試合にしてほしいと思っている。その一方、自分の応援しているチームや代表の試合・特にワールドカップでの試合では❷の方法でつまらなくなっても良いから勝ってほしいと思っているわけです。
皆さんもこの気持ち共感できませんか?
今回は野球と比較しての守備と攻撃が連続するサッカーならではの「試合の勝つための2つの戦略・考え方」を説明しました。
最後まで読んでくださりありがとうございました〜〜
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