最終予選 4戦 vsオーストラリア（H）選手採点 味付けすべき選手が不評

ほぼ相手にチャンスを与えなかったけど、崩しきれず1-1の引き分けで終わったオージ戦の選手採点でーす。

5.5が及第点の10点満点評価です。

板倉と町田が硬かった

GK
鈴木 5.5
仕事はほぼなし、オウンゴールはどうしようもない。

板倉 6.5
対人も強いしパス出しも安定とほぼ完璧だった。でも立場的にはバランスを崩してでも前線に入ったり、守田にビルドアップで下がらせなくて良いよって伝えて攻撃的にするとかしても良いかなぁ〜とも思う。（まぁしなくても良い試合だったが）

谷口 5.0
オウンゴール以外は問題なし。でもそれがでかい。
アジア杯のイラク戦でも同じだが高い選手に狙われると、少しきつそうなのと、それを見て両脇のCBがサポートで寄ってくるのでその分サイドが空いてWGを下げられる現象が起こるので、そこが今のとこの最大懸念ポイント。
ここが富安だったら両CBはそんなにサポートできるように寄ってこないはず。

町田 6.0
強くて安定していて伊藤がいなくてもOKなことを変わらず証明した。
守田が4枚に降りたときはもっと前に張って、三笘への配球を早められたら良かったが、まぁそれを求められるタイプでもないので、厳しいか・・・

守田 5.5
遠藤がいなくて後方でのバランサーと配球がメインになった。
ミラーゲームなので、そもそもバランサーの重要度が低くむしろどこでリスクを取ってバランスを崩すのかが重要だったが、その決断ができないまま失点してしまった。
試合を落ち着かせるのが最大の特徴の選手だが、テンポを上げる方の守田も見たいです。

田中 5.0
目立たなかった。
攻撃時に守田が最終ラインへ、前の5枚を相手の5バックのそばで前線へ。
結果中盤は田中1人で4-1-5のようになった中で、1枚での防波堤で終始した。

田中の良さは動きながら多くの局面に顔を出しながらゴール前に行けることなので、中盤の第一防波堤だったら正直役不足だった。
逆に個人の裁量でミラーゲームを崩せる立ち位置の唯一の選手だったから、タイミングをみて積極的に相手のサイド裏のポケットを狙って欲しかった。（後ろには守田と3CBがいるんだから）
個人的にサイド一辺倒の攻撃になった戦犯の1人だと思っている。

久保・堂安コンビの良さが出なかった

堂安 5.5
久保との入れ替わりで相手のマークを崩したかったが、有効ではなかった。
サイドでの突破力があるわけではなく、中央を固める相手の特性上、中に入っても良さが出ず消えてしまった。

久保 6.0
シャドーとサイド２つの役割をしたが、シャドーでは輝けず主にサイドでの単騎特攻を担った。
十分良かったが決定打にはならず。

三笘 6.0
サウジ戦では仕掛けがほぼなかったが、この試合では多く仕掛けた。
脅威ではあったが、少し固さもあり三笘としては不発気味。

南野 5.5
シャドーのポジションでボールを待ったが来なかった。
ミラーゲームでしっかりつかれて、飛び出すスペースが消えると一気に良さが減ってしまう。。。

上田 6.0
サウターとのマッチアップで中央で敵を引きつけたが孤立気味。
サイドを捨てて中央だけは固めてきたので、スペースがなくとてもキツかった。
こういうシチュエーションは古橋の方が適性があるが、W杯本番でこんな場面あるのかと疑問に思う、オージーの引き具合だった。

伊東 7.0 MOM
自分としては中村以上にインパクトがあった。
前半からず〜〜とポジションチェンジがなく、静的だった試合を右から左までドリブルで繋げて中村を追い越すというアクティブさを与えてくれた。
激しくポジションを変えてもなんとなくバランスが取れるのが日本の良さだと思うので、ガツガツ揺さぶってほしい。

中村 7.0
ドリブル無双でなんとか引き分けまで持っていってくれた。
説明不要の活躍ぶりでした！

攻撃陣の単調さが気になった試合

三笘・久保の単騎特攻である程度行けてしまったため、味付けをするポジションの堂安・南野・田中の評価が下がった試合。
失点してからは味付けしている場合じゃなくなってしまいました。

単調でもある程度できるけどそこから誰がリスク取って深さを作っていくのかがぼやけた試合でした〜