W杯後初めての代表戦の相手はウルグアイ
カタールW杯での活躍で森保監督の続投が決定した後初めての代表戦。
その相手はカタールW杯でグループリーグ敗退と満足な成績を残せず、世代交代の必要性が増したウルグアイとの対戦になった。
ウルグアイは出場停止で
●ムスレラ
●ホセ・ヒメネス
●ゴディン
●カバーニを欠き
さらにスアレスも選外で、加えて怪我で若手で主力を担うべき
FWヌニェス(リバプール)
DFアラウホ(バルセロナ)
MFベンタンクール(トットナム)
が欠場している。
それでもレアルマドリーのバルベルデをはじめ、相手として申し分のない対戦相手で見どころの沢山ある試合を期待できる相手である。
●ウルグアイはW杯で期待はずれに終わり世代交代が必須
●ベテラン4選手が出場停止で若手の主力も3人怪我で辞退
●それでも有名選手がおり好ゲームを期待できる対戦国
日本のスタメン
RSBに菅原、CBに瀬古が入った。現状でのベストメンバーで初戦に臨んだとみて良いスターティングメンバー
ウルグアイのスタメン
バルベルデもスタメンに入りこちらも現状のベストメンバーできた。
ポゼッションしたいが良い形で三笘に渡らない
日本はW杯での経験を経てポゼッションも取り入れようとしているのが伝わる試合運びだった。
日本はボール保持時ボランチの片方がディフェンスに降りて3人でラインを作り両SBが前に上がる形にしたが、左は伊藤が上がってボールをもらっても何もできず攻撃が停滞してしまった。
↑伊藤がボランチ的に振る舞って三笘を前に残したいがここで伊藤は前に展開できない。
↑結果、三笘がボランチまで下がると良いつなぎになるが、そこで伊藤が前で受けても何もできず逆にピンチになってしまっていた。
結果三笘が輝いたのはカウンターでボールを持てた時だけと活躍は限定的だった
●日本はポゼッションを試みた試合だった
●三笘を活かしたいが左SBの伊藤で停滞し三笘までボールが行かない
●三笘が下がれば良い循環になるが良い位置でもらうのが伊藤で停滞
伊藤にしてほしいことを菅原はできていた
前半の浅野の決定機は堂安に変わってサイドの高い場所(上図❷の位置)でもらった菅原からライン裏へのスルーパスでの決定機。
そして同点に追いついた西村のボールにつながる伊東純也に出したのはボランチの位置(上図❶の位置)でボールをもらった菅原。
菅原は守備も健闘したし前半はほぼこちらサイドの攻撃に絞られる中奮闘し、今日の選手の中で株を上げた選手の筆頭であったと思う。
●右SBの菅原は中で絞っての配球、サイドに張っての攻撃参加ができていた
●守備での一対一も奮闘ししっかりと守れた
「最大の武器=三笘」を活かすにはどうするか?
考えられる方法を挙げると
❶伊藤を使うがカウンターにシフトする(カタールW杯のように)
❷菅原は両サイドできるので左SBにポジションチェンジ
❸バングーナガンデもこの役割ができる(記事はこちら)ので試す
❹伊藤を3バックで入れて三笘をウィングで入れる
まぁ❷or❸で次のコロンビア戦はいくと思います。
伊藤は守備も微妙だったので、中山が復帰次第少し微妙になると思います。
町田も長身で左利きでSBもできるので、ここを試してくる可能性もありますが、個人的にはバングーナガンデを試してほしいと思います。
まとめ
今日の試合の要点を表現を変えてまとめます
●カウンターではなくポゼッションに挑戦した試合だった
●しかし左は停滞し三笘を活かせなかった
●三笘が輝いたのはカウンター時だけで再現性はなかった
●菅原のいた右はポゼッションでき、決定機の2回は右サイドから
●伊藤にとっては苦しい代表戦となった
次戦はコロンビア戦です。
ポゼッションは主体的に試合をする上で、そして日本が上のステージに上がるために必須の要素なので、うまくいかなくてもこのままチャレンジしてほしいです。
最後まで読んでくださりありがとうございました〜
次はコロンビア戦の記事を書きます。