Jリーグも気付けば、創立30年以上を経てある程度の歴史を積み重ねてきました。
そんなJのトップリーグのJ1に在籍する各クラブはこの歴史の中で、
●どんな立ち位置なのか?
●どんな特徴があるのか?
●強いの?弱いの?
を、どこのクラブのサポーターでもない筆者が凄く主観的にざっくりとまとめてみます!
特に肩入れをするチームを持たない私の完全なる個人的意見です
川崎フロンターレ_Jを席巻→選手海外流出→再建中
18,19,21,22年にリーグ優勝とそれまでのノンタイトルホルダーを脱してから一気に優勝常連クラブになった。
現代表の一大派閥を形成する。出身者は、三笘・旗手・守田・谷口・板倉など。
ただ、そのメンバーがごっそり海外に引き抜かれた後の23シーズン以後からはとても苦しんでいる。
補強戦略としては、大学出身の選手を獲得することが伝統的に多い(上記5人では板倉以外全員大卒)。
大学出身選手はデビュー時の年齢が高く活躍しても海外クラブに引き抜かれにくいという長所を活かし安定した成績を残していたが、近年は日本人選手の海外での活躍もあり、三苫や旗手を始め大卒選手でもガンガン引き抜かれるようになり時代の流れを個人的に感じている。
24シーズン終了をもって長くにわたって監督を務め川崎に栄光をもたらした鬼木監督が退任し、福岡で実績を積んだ長谷部監督にバトンタッチし新たな局面に入った。
●在籍していた選手が多数海外に流出し戦力ダウン
●大卒即戦力で戦力アップの先駆けクラブ
●鬼木監督退任→長谷部監督で新たな時代へ!
横浜・F・マリノス_Jの名門 クラブ運営を改革してクラブ力をUP
Jリーグ創設以降一度も2部リーグ降格していない2クラブの1つ。
Jリーグ初年度の開幕戦がマリノスVSヴェルディであることから分かる通り、社会人リーグ時代からも名門クラブ。
一時期は中位に低迷していた時期もあったがシティグループというプレミアのマンチェスターシティをトップとしたグループに参加してから、特に外国人選手の質が飛躍的に向上し監督も能力が高い人が率いるようになり常勝クラブとなる。
特に現有戦力の怪我・移籍など問題が出てからの補強の対処のスピードが尋常じゃない。
あまりに獲得してくるブラジル人選手が活躍するのでマリノスから他のJクラブに移籍する流れもでき始め、選手を売る側でも成功し始めている。
40歳中年の筆者にとっては、マリノス=守備的で面白みの低いチームの印象だが、
上記の買収以降からは、Jの中でもトップレベルに攻撃的で撃ち合い上等のサッカーをするようになり、その振り幅にようやく慣れてきたこの頃。
近年のシーズンの優勝最有力クラブ。
●一度もJ2に降格したことがない
●世界的に有名なシティグループに在籍
●19シーズン以降で2回のリーグ優勝
鹿島アントラーズ_造語ができるほど勝ちにこだわる常勝クラブ
茨城の片田舎のチームがこんな常勝集団になるのかとJリーグ創設時には想像つかなかっただろう。
都市の規模だとプレミアだとボーンマスくらいだから、ボーンマスがタイトルを取りまくっていると考えると鹿島の凄さがわかる。
国内3大タイトルの獲得数は19、2位のガンバが8であることからわかるように創設以来ずっと強くて、降格はおろか降格争いもほぼしたことがない常勝クラブ。
ただ近年のタイトルは2016年が最後と常勝クラブらしくなくなってしまっているが、その強さは「徹底的に勝ちにこだわるところ」。サッカーがつまらなくても時間稼ぎをして卑怯と言われようと、こ憎たらしいほどに勝つ。
リードしている試合の終盤に相手コーナーエリアでキープして試合を終わらせにくる行為を「鹿島る」と呼ぶ造語ができるほど徹底されている。
近年は買収で力を増したマリノス、楽天がバックにいる神戸などの勢いに負け優勝争いがやっとの位置をキープしている。
予算規模としては上出来な成績なのだが、サポーターをはじめ古参ファンにとっては失敗の扱いされるという難しい立ち位置にいる。
予算や移籍金の急騰は世界規模のものなのでどうしようもなく、
●身の丈にあった経営をして数年に一度のチャンスに賭けるのか
●都市規模に合わなくても積極補強をして常勝を狙い続けるのか
の選択をこの数年でしなくてはいけない日々が続いている。
といっても、サポーターは常勝の鹿島がデフォルトなので、選択肢はないのかもしれない。。。
新シーズンは川崎にタイトルをもたらした鬼木監督の就任が決まり、タイトルを再度取れるか注目が集まる。
●一度もJ2に降格したことがない
●「鹿島る」と造語ができるくらい勝ちにこだわる
●タイトル獲得数は2位の倍以上の19個でダントツ1位
ガンバ大阪_ユースが優秀だが近年は伸び悩む名門
西の雄ガンバ大阪。
優秀なユースシステムを持ち、宇佐美貴史・堂安律・井手口などガンバから世界に羽ばたいた選手も多数。
だが、代表にしっかりと定着し継続して活躍したのは堂安のみと海外移籍してから出戻りする選手が多いのも特徴。
ロシアW杯で指揮をとった西野朗監督と現名古屋監督の長谷川監督が指揮をとった時期に黄金期を誇ったが、それ以降は中位を定位置に上位に食い込むシーズンがあったり、降格争いに巻き込まれるシーズンがあったりと浮き沈みが激しい。
地力はあるが監督選考や補強を含め一貫性があまり見られないもどかしいクラブの1つ。
●近年は中位を定位置に度々降格争いをしたりと成績が安定しない
●ユース出身者が活躍し海外へ羽ばたくことが多い
FC東京_大都市のクラブなのに初優勝が遠い・・・
基本的にクラブの財政規模は本拠地とする都市に依存するので、プレミアしかりラリーガ、セリエAも総じて首都のクラブはタイトルを多く獲っている傾向が世界的にあります。
ですが、世界有数に大都市に本拠地を持つFC東京の獲得タイトルはカップ戦の3回と天皇杯の1回のみでリーグの優勝はいまだになしと、その傾向に当てはまらず・・・
その理由は移住者が多くサポーターの熱が低いなどと言われていますが、やろうとするサッカーがカウンターベースからポゼッションに急に舵取りしたり振れ幅が大きすぎるのも一因
タレントは揃っている→どのサッカーでも中位くらいまでいける→タレント力はあるので個々人が代表に呼ばれる→呼ばれた選手が海外へ→またタレントを集める→タレント依存で戦術不鮮明→でもタレント力で中位
のスパイラルを自分がサッカー見はじめた頃からず〜〜〜〜〜〜とやっているクラブです。
ちゃんと戦術とクラブ色が無いとJリーグは制覇できないくらい、リーグとして成熟したことを表してくれるクラブと感じています。
●世界的に首都のクラブは強豪クラブになる傾向
●しかし、獲得タイトルは4回でリーグ優勝経験はなしと寂しい・・
●フロントが明確な指針を示せていない。
浦和レッズ_世界に誇る熱きサポーターが支えるクラブ
国内最大の観客動員数を誇る、Jリーグ創設時はお荷物と言われたがそこからサポーターの力で成り上がったJで一番熱いチーム。
一方でサポーター熱が熱すぎて、結果が出ないとブーイングや監督解任が叫ばれるなどJリーグでは唯一のそういった部分でヨーロッパスタンダードのクラブ。
サポーターの声援を背にACLでは日本勢最多の優勝回数を誇り、決勝などでのホームの大声援は代表以上の熱さを持っているので、一度見てみて欲しい。
フロントが一貫性を持ってやっていればブーイングがあっても迷走しないのだが、ここのフロントは監督人事を筆頭に疑問符がつくことが多いので成績低下→サポーターや世論に動揺→監督解任のコンボが起こりやすい。
以前はエメルソンやワシントンなど代表歴もしっかりある超人ブラジル人が在籍し猛威を振るったが、最近の補強は北欧志向に変化したりと助っ人補強も少し迷走気味・・・・
●Jで最多のサポーター数を誇る
●サポーターのクラブへの要求も厳しくヨーロッパ基準
●フロントがサポーターに声に右往左往しがち
ヴィッセル神戸_楽天をバックに近年の王者に成り上がる
楽天グループがスポンサーを務めるお金持ちクラブ。
三木谷オーナーはスタメンや補強戦略などクラブの運営に口を出していないと言いますが、私は1クラブくらいオーナーがガンガン現場に介入してくるチームがあって良いと思います。
最初の大型補強でイニエスタなど外国人大物を取って世間を賑わしてくれたが取り敢えず取れる大物を取った感が強く、イニエスタ・ポドルスキーを中心としたポゼッション志向のバルセロナ化は崩壊した。
本家のバルセロナが現在ポゼッション志向でもないので、一体そもそもバルセロナ化ってなに?という定義が曖昧な部分が大きいのでうまくいくはずもない。
その後から大迫・武藤をはじめ日本人の大物に狙いを定め23シーズンからは大迫を目がけたロングボールを主体とした現実的なサッカーがハマり、シンプルだが強いチームになった。
(2023年の夏にイニエスタは契約満了により移籍した)
タイトルまで時間がかかった川崎が1つのタイトルをきっかけに常勝クラブになったように、翌シーズンではリーグ連覇と天皇杯制覇の2冠を達成!
ACL本戦のGLでも首位に立つなど順風満帆のシーズンを過ごした。
●楽天グループの資金力をバックに持つJのお金持ちクラブ
●イニエスタやポドルスキを中心にしたバルセロナ化は失敗
●23シーズンは現実的なサッカーで躍進し優勝
●イニエスタの有効な使い方が見つからなかった・・・(23年に移籍)
柏レイソル_ブラジルとの太いパイプを活かす
ライバルのジェフ千葉がJ2の沼にどっぷり浸かっているのをよそにJ1に定着する千葉のクラブ。
酒井宏樹や現チームの若きエース細谷真大などユース出身の選手をベースとし、そこへブラジル国内でも有名で世代別代表歴を持つような有力ブラジル人助っ人を加えて実力の高いチームを作っている。
他のクラブはブラジルでは無名だがJリーグで花開いたという選手が多いが、有望なブラジル人選手を高待遇で迎えてしっかりと活躍させるメソッドはレイソルならではないだろうか。
ちなみに現在チームを率いるブラジル人監督ネルシーニョさん(23年途中解任)の2022シーズンの年俸はJ最高額の1.5億円。ユース選手でお金を節約しながら使うべきところにお金を使っているクラブと言える。
一昔前は助っ人=ブラジル人の流れが日本以外でも主流だったが、ブラジルが凋落気味+世界全体のレベルアップから、相対的にブラジル助っ人の価値が下がり始めてきているので、どこかで基本戦略を変えなければいけない時期が来るのでは無いかと個人的に懸念している。。。
●ユース出身選手で基盤をしっかり作る
●優秀なブラジル人をチームに組み込むのが上手い
●監督を始め、ブラジルと関係性を築いてきた
湘南ベルマーレ_最強の降格回避クラブ
毎年降格争いに巻き込まれながらもしっかりと残留を果たし、たまに降格してしまってもJ2で無双してすぐにJ1に復帰してくる最強のエレベータークラブ。
現在京都を指揮するチョウキジェ監督の元で安定した成績を残してきたが、監督のパワハラ問題が発覚し長年湘南を支えた同監督が解任されたシーズンはJ2降格も懸念されたが、そこでも踏ん張り残留を続けている。
シーズンの大半を降格圏で過ごしながら、シーズンの佳境に脅威の巻き返しで残留するのが風物詩。
シーズン終盤の湘南戦でつまづいて優勝戦線を脱落する上位チームも多数で、終盤に湘南戦を引かないことが地味にリーグ制覇のためのポイントになっている。
主力を引き抜かれ弱体化→
シーズン前半辛い→
段々とチーム力アップ→
シーズン後半巻き返して残留→
活躍した選手が引き抜かれる→シーズン前半辛い・・・
のスパイラルを繰り返させられているクラブです。。。
●降格圏からの脅威の巻き返しが得意技
●優勝争い戦線をリーグ後半でかき混ぜるのが得意技
●残留のために割り切れるのが一番の強み
名古屋グランパス_TOYOTAがバック 中位が定位置
2010年頃にバックにいるトヨタがとうとう本気を出して、資金力をベースに大型補強を行いタイトルを獲得!
が、それも長続きせず成績が低下し始めた2016年に監督経験のない小倉隆史さんにGMと監督の兼任を依頼し、「そりゃ無理だよ」という世間の心配通りに下位低迷どころかJ2に降格してしまった。
そこからは補強もトーンダウンし1年での昇格後は中位か後ちょっとで優勝争いポジションが定位置になってしまっている。
レジェンドのストイコビッチを始め東欧や北欧の代表選手を補強するなど補強戦略にも個性があったが最近はブラジル人選手が主体とそちらの個性も少しずつ薄れてきてしまっている印象。
弱くはない、少なくても残留はできる。
でも、優勝は厳しそう・・・
色があるようで無いなど
FC東京と似たところが多いクラブですね。
方向性さえ決めればそのままチーム力アップなのに、それができないもどかしさとシンプルに見えてやっぱり難しいんだなっていうことをこの2クラブを見ていると感じます。
●2010年前後にストイコビッチが監督時に初優勝し黄金期
●近年は3〜10位くらいが定位置になっている
●方向性さえ決まれば強いのに・・・
アビスパ福岡_安定した守備でJ1に定着した中堅クラブ
クラブ出身の最高傑作は冨安健洋。
2005年、2010年、2015年と5年ごとにJ1に昇格し、すぐに降格するのが定番となっていたが2020年の昇格後は守備力をベースに派手さはないが安定した力を発揮して見事残留を続けている。
個人で圧倒するような選手は少ないが戦術浸透度が高く大崩れをしないのが強み。
残留どころか23シーズンはルヴァン杯を制覇し初タイトルを獲得するなど、残留を目指すだけのクラブではなくなってきている。
どちらかという他クラブで燻っている選手を掘り当てる補強が多いクラブの戦略に加えて、J2のジュビロで活躍していたルキアンを引き抜いた例のような、必要な選手の一本釣りで戦力を上積みが続けられれば、上位進出してもおかしくないほどの基盤は出来上がっている。
しかし、
24シーズンをもって福岡を支えた長谷部監督が川崎へステップアップ。
代わりにパワハラで解任された経験のある金 明輝監督。
すでに、その反響でスポンサーが離れるなど、ただでさえ名監督後は低迷するのが通説な中、きびしい雰囲気が漂っているクラブんです。
●5年ごとに昇格しすぐに降格するを続けていた
●2020年の昇格後は残留し続けている
●長谷部監督は派手さはないが良いチームを作った
●長谷部監督→パワハラ解任経験の金監督に交代 大丈夫か?
アルビレックス新潟_ブラジル人の草刈場からポゼッションクラブへ
2004年から2017年の長きに渡ってJ1に定着している間はチームプレーもできて足元もある優良ブラジル人をスカウティングし活躍させていたが、活躍したブラジル人を他クラブに引き抜かれることが多く(特に浦和)成績が安定しなかった。
ようやくJ1に復帰した23シーズン以降は浦和に所属していた伊藤涼太郎(後に移籍)など日本人選手を中心にしたとても小気味のいいエネルギッシュで上質なポゼッションサッカーをする好チームとなっている。
有望株が多く期待大だが伊藤を始め主力が根こそぎ持っていかれる(23年6月追記シーズン終了待たず伊藤が海外移籍)、地方クラブの運命に連れ込まれている。
他クラブの優良株を育成→選手が活躍する→苦境に陥る→他クラブの優良株・・・
になるのは、世界のクラブでも起こる典型例なのだが、三笘のいるブライトンのように育成型クラブとして生きていくのか、それとも違う道を探すのかの岐路にこのクラブもいると思う。
●優良なブラジル人を安価で獲得し活躍させる代表クラブだった
●久しぶりにJ1に復帰したシーズン以降は日本人中心の好チーム
●育成型クラブとして生きていくべきなのか、それとも・・・
サンフレッチェ広島_森保監督が黄金期をもたらす
現日本代表監督の森保一監督の時に黄金期を迎えた。
その後もリーグカップを獲得したりと安定した強さを誇っている。
サッカーのイメージとしては、補強戦略も含めとても手堅い印象。
派手さはないが実力のある助っ人補強に加え、優秀なユースももっているので大崩れしないのが大きな強みだと思う。
また、外国人補強も東欧から見つけてきたりと、他のクラブとは違った目線で行なっているので「こんな良い外国人選手いるんだ〜」と新たな発見を得られるクラブである。
手堅く安定しているチームなので、上位のチームと互角以上の試合をして優勝戦線に絡む一方で、下位には取りこぼしをしやすい印象。(totoの予想を難しくさせている個人的No1のクラブ)
●森保政権時に黄金期を迎える
●優秀なユースをもっていて安定していて手堅い
●助っ人戦略もオリジナリティがあって優秀
セレッソ大阪_10年代の代表の10番といえばこのクラブ出身
香川・清武・乾・柿谷と2010〜18年の日本代表の主力を排出しまくったクラブ(南野もセレッソ出身)。
香川の活躍でヨーロッパでもクラブ名を売ったおかげか若手選手の活躍→海外進出へのスパンが他クラブよりも短く感じる。
上記の4人が海外での経験をクラブに還元してから黄金期を迎えるかと思ったが、乾はチーム馴染めず退団、柿谷はJ2へ移籍、清武は怪我がち、香川は90分フル出場は無理と上手くいっていない。
クラブ運営の難しさがセレッソを見ていると分かります。
現在J2の大分と共に前年J2で活躍した選手を個人昇格させて戦力とする手法を定着させたクラブ。今ではほとんどのクラブがこぞって真似をしているので、競争が激化気味。
●代表の主力選手を多数輩出している
●移籍後にJ復帰して貢献しているのは現状清武くらい。香川はどうか?
●近年はJ2の有望株を獲得し、戦力を補強している
京都サンガF.C._新スタジアムが素晴らしい
2011年からJ2の沼に浸かっていたが、湘南ベルマーレで結果を残すもパワハラ問題で辞任したチョウキジェさんが監督に就任した2021年にJ1昇格を果たし、2022年はプレーオフに回りながらも辛くもJ1残留を果たすなど、なんとかJ1に留まり続けている。
近年完成したホームスタジアムのサンガスタジアムは座席数は21,670席と大きすぎず、そして臨場感抜群と個人的に行きたいスタジアムNo.1なので、自分の子育てがもう少し落ち着くまでなんとかJ1に残留して欲しいと個人的願望を持っている。
キャパが20000人ちょいの予算規模なので、どうしても身の丈にあった経営をせざるを得ず、引き抜きの噂は絶えない。
地方クラブの宿命を背負いながら同じような感じの降格ライバルクラブとどのように差別化を図っていくのかが至上命題のクラブである。
●新スタジアムが臨場感・サイズも完璧で魅力的!
●チョウキジェ監督のサッカーらしくよく走るサッカーを展開
東京ヴェルディ_初期の絶対的王者、近年に復活
中年の筆者にとっては絶対的王者といえばヴェルディだった。
獲得タイトルは全て創設から2005年までに集中しており、05年以降はJ2に降格し一度昇格した後の09年以降は23年までずっとJ2の沼にハマり続けるというJの栄枯盛衰を体現するクラブと言っていい。
創設期のオーナーのナベツネを発端とした読売の名前をチーム名に加えようとしてリーグと揉めたり、2001年に財政規模のみを考えて川崎から東京にホームタウン移籍をしたりと00年代のJリーグの低迷の引き金となったとも言える判断でクラブも長い低迷期に入った。
それでも、優秀なユース基盤を持ち低迷期でも力を蓄積してきたチームは、城福監督の元23シーズンに昇格プレーオフを制し待望のJ1復帰を決めた。
久しぶりのJ1でも堅実な守備を基盤に6位と同じく昇格組の町田の陰に隠れる形になったが大躍進を遂げた!
同じく首都にホームを構えるFC東京がず〜〜と中位でまごつく間に、来季以降も上位進出できれば首都のメインクラブの座を強奪できるチャンスがあるので、ここから数シーズンはライバルクラブとの関係性が注目されるクラブである。
●J創設期の王者といえばこのクラブ
●09年〜23年までJ2の沼にどっぷり
●復帰した24シーズンは6位と大躍進!
町田ゼルビア_Jのアンダードッグ
2012年にJFLからJ2に上がってきた新興クラブ。
J2に上がってからは下位や中位を定位置にしながらJ3降格も味わった。
2023年にサイバーエージェントが本格的に経営参画を始め一気に戦力が増加。
その勢いのままJ2を制覇し初のJ1昇格を決定した。
初のJ1は元日本代表に加え、シーズン中には現日本代表の中山・相馬なども補強し最終的に3位と躍進した。
元青森山田高校監督が監督を務める異色なキャリアであることもあるが、
ロングスローやロングパスをメインにしてぶつかり合い上等のサッカーに加え、PK時にボールを水にかけるなど、ルール的には問題ないけどモラル的にどうなの?と物議を醸す行動が多く、上記のスタイルから乱闘も多いと他サポーターから毛嫌いされる傾向が多いクラブである。
(外野から見ていると楽しいが・・・)
来季はACLに参加するので、是非韓国・中国のクラブと荒々しく削りあってもらって、「日本のクラブはおとなしいから削ったれ」と思い込んでそうなあちらの国の方々のイメージをぶっ壊してほしいと思っている。
●サイバーエージェントの参画で一気に戦力アップ!
●初J1は3位とJ史上最高の成績を叩き出す
●勝利第一でなんでもやった結果、しっかりと他クラブから嫌われた
横浜FC_エレベータークラブといえばここ!
昇格したその年にJ2に降格して、再度昇格しまた降格してもJ1に舞い戻ってくる不死鳥のようなクラブ。
一時期はキングカズ・中村俊輔・松井大輔とチームがベテランの定義を勘違いしているんじゃないかと疑うような年齢の選手たちが多くいたが近年は全員移籍or引退し若返った。
再度J1に舞い戻ってきた23シーズンは東京オリンピックで本来エースストライカーを担うべきであった、小川航基を軸に降格と昇格の輪廻から解脱できるかの正念場のシーズン。
1クラブしか降格しない今シーズンのレギュレーションで落ちたら、もう運命として受け入れるしかないと思っていたが、やはりというか解脱はできず降格してしまった。
「もう流石にきついか〜〜」と勝手に諦めていた筆者をよそに不死鳥は再度J2で蘇り、最短でJ1に戻ってきた。
●J1なのに負けばかり
●J2だけど勝ちまくる
喜怒哀楽の高低差が多すぎてサポーターは疲れるんだろうなぁと思ってしまうクラブNo.1です。
●J1→J2→J1→J2を行き来するクラブの代表
●一時期はレジェンド選手が多く在籍
●23シーズンの降格は1枠のみ、久しぶりの残留への大チャンスだったが無理でした。
●再度舞い戻ってきた不死鳥のJ1シーズンに注目
清水エスパルス_舞い戻ってきたサッカーどころの名門
現在はそんな印象は薄いが、40代筆者にとっては
静岡=サッカーが強いところ というのが通説だった。
そんな静岡の代表クラブとしてエスパルスは名門と言われるポジションだった。
(特にJ創設期)
実際に初年度の2ndステージは2位
2002年までは毎年何かしらタイトルに絡んでいたが、その後は同じ静岡の磐田と同じくずるずると衰退してしまった・・・
2016年に初のJ2降格を味わうと23・24年には2シーズンJ2の沼にハマりかけた。
なんとか24年にJ2を制覇しJ1に戻ってきた清水。
ここでなんとか踏ん張っていかないと横浜FCと同じ輪廻に入れられてしまう未来が見えるので、勝負となるシーズンとなる。
完全なる余談だが、
S-Pulse(エスパルス)直訳すると「Sの鼓動」
筆者がロンドンにいる頃、英国のタブロイドのカッコいい世界のクラブ名というコラムでエスパルスが挙げられていた。
動物の名前+なんかが普通の中で違う角度でカッコいいという理由でした。
言われてみればそうだなと思って、なぜか20年経った今でも覚えています。
●Jの初期に黄金期の古豪
●16年に初降格、23,24シーズンは2年J2の沼に
●沼からなんとか這い上がった今シーズンが勝負!
ファジアーノ岡山_悲願のJ1昇格を果たしたスモールクラブ
2009年にJ2に加盟した岡山のクラブ。
そこからはず〜〜とJ2で過ごした。優勝争いには絡めず中位〜下位をウロウロしていたが16年にJ1昇格プレーオフに進出し、決勝まで駒を進めたが、C大阪に0-1で敗れJ1昇格を逃した。
そして訪れた、2度目のチャンスの24年シーズン。
5位でなんとかのプレーオフ進出であったが、上位のチームを退け初のJ1昇格を果たした!
メインスタジアムの収容人数は15,479人。
そして、予算規模もJ1最低レベル。
昇格したのに選手が引き抜かれそうな雰囲気。
と、客観的に見てもかなり厳しそうなJ1初挑戦。
同じような境遇の町田は金銭的なバックアップはあるので安泰だが、岡山はそれがなくどうしていくのだろうと考えてしまう。
早々に降格候補になってしまうとリーグの盛り上がりが欠けると危惧する一方、躍進してくれるとこれ以上なくリーグが盛り上がるので、個人的には一番応援したいと思っているクラブです!
●初のJ1挑戦!
●町田と違い正真正銘の地方クラブの挑戦!
●個人的にとても応援したいと思っている。
最後まで読んでくださりありがとうございました〜〜
他の記事も見てね!
JリーグはDAZNで独占配信です!
Jリーグの他にも
●久保建英の試合を含むスペインリーグ
●伊東純也・南野などが居るフランスリーグ
●鈴木ザイオンいるイタリアセリエA
●日本人多数プレイのベルギーリーグ
●守田などがいるポルトガルリーグ
に加え
●誰が見るかわからないUEFAネーションズリーグとワールドカップ欧州予選
も視聴可能↓↓↓
そして一番大事なのは日本代表のアジア最終予選のアウェイ戦はDAZNじゃなきゃ見れないこと
日本代表の試合がある時だけ入るのもオススメ!
俺はコロコロ値上げするのにめんどくさくて年間契約してしまっています・・・
ABEMA経由でのDAZNパックも出ています!
詳しくは下記のABEMAをチェック。