最終順位は12位。
降格争いには一度も絡まずに余裕の残留。
しかし、上位争いにも絡まず中位から少し下を定位置としたシーズンでした。
予算規模的にも評価されるべき結果な一方、長年のペドロ体制の限界も感じる表裏一体のシーズンとなりました。
そんなコンササッカーのメリットとデメリットを感じた23シーズンをざっくりとまとめたいと思います。
相手を強制的に飲み込む前進
今シーズン一番攻撃的なサッカーのチームはどこか?
と言われれば、やはり札幌になるというくらい安定の攻撃サッカーでした。
5分5分のボールで他のチームだと周りを確認するようなこぼれ球でも、札幌は絶対に前から取りに行くを徹底するサッカーを貫きました。
そのサッカーの真骨頂は「強制殴り合いサッカー」
だと思います。
札幌の試合は基本的に乱打戦のオープンな展開になる。
他のチームは慣れていないが札幌は慣れているので、そこ部分でアドバンテージを得てタレント力の差を埋めるサッカーとなっていました。
引いたらそしてビビったら負けの荒波サッカーは、その試合の重要度を増すごとに脅威を増して、確実に相手にとって嫌なサッカーができていたのは一定の評価をして良いと思っております。
その分評価しづらい安定感のなさ
前へ前へ突き進む攻撃的サッカー
聞こえが良いサッカーの内容ですが、裏を返せば守備を放棄したサッカーで「安定感のなさ」と表裏一体のサッカーでした。
高山vsドン・フライの試合を思い起こさせるサッカーは、
先に当たったもの勝ちの側面もあり、予想_はとても難しいサッカーでした。
札幌の試合の予想が無理すぎてtotoを買うのを止めました・・・
そのスタイルは安定感の無さに直結して、
先に点を取れたり相手がビビってくれる→勝ち
相手に先取点を取られる→大差で負け
と序盤の数分でもう試合が決まってしまうような試合が散見されました。
クラブがこの状況をどう評価するのか?
クラブ規模的には下の方なので、
残留できることを成功と思うのか?
それともタイトルを目指すべきなのか?
で、その評価が大きく変わるチームです。
小柏がいない時に困難に陥ったように、何人かのキープレーヤーをしっかりと残留させられるかがポイントになっていきます。
そして福岡のようにやっているスタイルははっきりしているので、他クラブで燻っている才能をしっかり札幌で再生していければ、躍進の芽はしっかりあるクラブだと思います。
まとめ的な展望
ミシャ監督の元での積み重ねは表現できたが、タレントの積み重ねが進められていないシーズンだった23年。
まずは、主力の引き留めをしながら、攻撃的サッカーのブラッシュアップをしていきたいです。
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