ルヴァンを優勝しクラブ初タイトル、リーグ戦では最終7位と強さと結果を両立した、長谷部政権の集大成のようなシーズンとなった今季のアビスパ。
何がよかったか?なぜそんなに強いのかにフォーカスして今季のアビスパをざっくりと振り返ります。
基本に忠実そして質実剛健
このブログを始めて各試合のブログを書いていていつも思うことは、
「福岡の試合は書くことが少ない」です。
特筆的に派手な戦術をしているわけではない、
ただ11人がしっかりと連動して、守備ではアタック&カバーを徹底して、攻撃ではスペースを作る無駄走りを欠かさず、その作ったスペースを有効活用し、しっかりと人数をかけて攻撃する。
さらにボールロスト時のプレスバックを徹底する。
良いサッカーをするための基本をしっかりとチームで共有できているチーム。
それが福岡の印象です。
ので、改めて書こうとすると書くことが毎回似通ってしまって困ることが多かったです(^◇^;)
穴があるチームは徹底的にそこを攻められる
チーム戦術が仕上がっていて穴がない福岡は、下位のチームや不調のチームに滅法強かった印象。
というか、上手くいっていないチームは最終的に個人の能力で踏ん張るしかなくなるので、そこに福岡のチーム戦術で来られるとどうしようもなくなってしまうんですね。。。
ので、福岡の試合を見ていて相手チームの欠点というか問題点が浮き彫りになることが多かったです。
ただ、戦術が仕上がっているだけでは、タイトルも取れないし7位という上位進出もできないのですが、今季の福岡には個人のタレント力もあった。
殴り合いもいけるし、切り札もあった
タレント力が劣るチームは戦術でその差を埋めるので、福岡の練度まで行かなくても戦術レベルが高いクラブは福岡以外にもありました。
そこで何が「差」になったかというと、ロングボールが飛び交う肉弾戦でも真っ向からはね返せたこと。
組織を崩せない時、特にタレント力があるクラブは雑にでも前の選手に当てて、「ゴリゴリ中央一点突破」を狙ってきます。
組織で順序だって崩せないから、最短距離で崩しにくるわけですね。
ロングボールの競り合いやこぼれ球の競り合いは1vs1の局面になるので、組織と同様に個人の能力が問われてくるのですが、福岡はここで負けなかった。
さらに、崩しに紺野という切り札がいたので、そこからの攻撃でも脅威を発揮するなど、下位にしっかり勝つと同時に上位チーム相手にも難敵として立ちはだかれたのが大きかった。
来季の展望とまとめ
シーズン途中で補強した田代もしっかりと活躍するなど、補強でのハズレが少ないのがやはり強さの土台になっている。
長谷部監督がいる限りこの強さは継続するでしょうし、高望みせずこのままのサッカーをしていれば選手の移籍先として魅力に思われるクラブになっていくと思います。
個人的に森保監督が代表退任しての後継者は、現段階では川崎の鬼木監督か長谷部監督ではないと勝手に思っているので、継続して良いチームを作っていってほしいなと思います。
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